2023年の始めから9月までに、メキシコの移民局INM(Instituto Nacional de Migración)は約146万9千人の移民を救助し、そのうち約78万人を陸路及び航空路で帰国させていると発表した。この数字は、移民の流れが増加している現状を示している。
この背景を受け、鉄道会社FerromexとINMは、移民が鉄道を使用してアメリカ国境に到達しようとするのを阻止するための協力策を取り決めた。ChihuahuaのCiudad Juárezで行われた会議では、INMのFrancisco Garduño Yáñez、メキシコの国防省(Sedena)、国家警備隊(GN)、Chihuahua州のMaria Eugenia Campos Galván知事、そしてアメリカの国境警備局CBP(Customs and Border Protection)の代表者が出席した。
この会議では、15の共同行動が取り決められた。これには、Ferromexとの協力での移民の救助と阻止のための戦略的な地点の特定、メキシコとアメリカの国境での協同作業、そしてアメリカから追放された移民の取り扱い方法が含まれている。また、Venezuela、Brasil、Nicaragua、Colombia、そしてCubaとの間で、それぞれの国の移民を受け入れるための交渉も行われる。
特に、鉄道システムに関しては、今年の1月から9月までに、Veracruz、Tlaxcala、Coahuila、Puebla、Estado de México、Nuevo León、Guanajuato、Chihuahua、Oaxacaといった州で658の行動が行われ、約9千人の移民が救助された。また、人身売買の疑いで292人が当局に提出されている。
アメリカの国境警備局CBPの代表者は、移民問題の対応に技術的な支援を提供する意向を明らかにした。特に、空港や鉄道などの検査地点での対策を強化することが提案された。
この協力策の背景には、多くの移民がアメリカへの入国を試みる中で、危険を冒して鉄道を利用するケースが増えている現状がある。FerromexとINMの今回の取り組みは、そのようなリスクを減少させ、移民の安全を確保するための一環として位置づけられている。


会員でない方は会員登録してください。



Comments