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Sheinbaum大統領がTrump政権の麻薬カルテル政策に反発
2025年1月24日、Claudia Sheinbaum大統領は、定例の記者会見「マニェネラ(mañanera)」で、アメリカのDonald Trump大統領がメキシコの麻薬カルテルをテロ組織に指定したことに強く反発した。Sheinbaum大統領は、一方的な措置ではなく、両国間の協力が必要であると述べた。
麻薬カルテルはメキシコとアメリカ両国にとって深刻な課題である。麻薬密輸、人身売買、資金洗浄など、組織犯罪の広がりは両国の安全保障を脅かしている。アメリカ政府がこれらをテロ組織に指定した場合、制裁や軍事行動の実施が容易になるが、Sheinbaum大統領は「この問題は一国だけで解決できない」と強調した。
地元メディアEl Financieroによれば、大統領は「協力的なアプローチが必要不可欠だ」と述べ、両国政府間の情報共有や協調行動を求めた。専門家は、こうした対話が双方にとって持続可能な解決策を生む可能性があると指摘している。
Sinaloa州の家族殺害事件に対する政府の対応
1月19日、Sinaloa州Culiacán市で武装集団による家族殺害事件が発生した。事件では、父親と12歳および9歳の息子が命を落とし、17歳の少年が重傷を負った。これを受けて、Sheinbaum大統領は哀悼の意を示し、即時の治安対策強化を指示した。
内務大臣(Secretaría de Gobernación)のRosa Icela Rodríguezには、被害者家族との連絡を取り、支援を行うよう求めた。また、政府は地元警察と協力し、事件の徹底的な調査を進める方針を明らかにしている。
El Financieroによれば、大統領は「犯罪に対する無条件の対処を実施する」と述べ、国家治安戦略の重要性を強調している。専門家は、こうした事件がメキシコの治安状況を象徴していると指摘し、政府の迅速な対応が国民の信頼を取り戻す鍵であると述べている。
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Sheinbaum大統領とLula da Silva大統領の会談内容
同日、Sheinbaum大統領はブラジルのLula da Silva大統領と電話会談を行い、二国間関係の強化について議論した。教育・文化分野での協力や、地域の安定に向けた中南米諸国の連携強化が主な議題となった。
Lula大統領はSheinbaum大統領をブラジルに招待し、両国のさらなる協力を提案した。一方、Sheinbaum大統領は、在米メキシコ人の状況改善や、共同体(CELAC)の次回会合への取り組みを重視すると述べた。
地元メディアによると、二国間の対話が地域全体の協力体制を強化し、中南米が抱える複雑な課題への解決に繋がることが期待されている。
司法選挙問題と最高裁への批判
Sheinbaum大統領はまた、メキシコの最高裁判所(Suprema Corte de Justicia de la Nación)が司法選挙の進行を妨げていると批判した。選挙裁判所(Tribunal Electoral del Poder Judicial de la Federación)の決定が評価委員会で実行されていないことが問題視されている。
司法選挙の実施は、透明性と国民の信頼回復のための重要な措置とされている。大統領は、この進展が遅れることに不満を示し、迅速な対応を求めた。特に、最高裁が司法改革の実現に向けて積極的な役割を果たす必要性を強調した。
地元メディアによると、国民の信頼を回復するためには司法制度の改革が急務であり、政府と司法の対立がどのように解消されるかが注目されている。

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