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Cuarto de Junto、T-MEC見直しに向けた準備開始
2026年のT-MEC(米国・メキシコ・カナダ協定)見直しを控え、Cuarto de Juntoが活動を強化している。同組織は2024年11月に新しい計画を発表し、関税問題を含む重要な議題に対応するため、7つの専門グループを立ち上げた。これにより、メキシコ政府と経済界の連携が一層強化される見込みである。
Cuarto de Juntoの役割と組織概要
Cuarto de Juntoは、1990年代の北米自由貿易協定(TLCAN、NAFTA)交渉時に設立された。現在では、メキシコ政府と民間セクターを繋ぐコンサルティング機関として機能し、貿易交渉における技術的助言や専門知識を提供している。同組織は、Consejo Coordinador Empresarial(CCE、経営者協議会)の一部門であり、300を超える産業団体が加盟している。
今回の計画発表では、Judith Garza Rangelが指揮を執り、以下の7つの作業グループが設立された:
- 市場アクセスと原産地規則
- サービス貿易
- 貿易救済措置
- 投資保護と紛争解決メカニズム
- 中小企業(Mipymes)
- 競争力と投資誘致
- 労働問題
これらのグループは、各分野での専門知識を活かし、T-MECの見直しに関する議論を支える。
新たな議題:関税問題への対応
次期アメリカ大統領Donald Trumpによる25%関税の導入計画が、Cuarto de Juntoの活動に影響を及ぼしている。TrumpはT-MEC加盟国への関税措置を「移民問題や麻薬取引対策の一環」として正当化しているが、これに対しCuarto de Juntoは、メキシコ経済の利益を守るための提言を準備中である。
特に、メキシコの自動車産業や農産物輸出はアメリカ市場への依存度が高いため、関税の影響を軽減するための具体的な戦略が求められている。Cuarto de Juntoは、技術的助言を通じて、これらの課題に取り組む予定である。
T-MEC見直しに向けたCuarto de Juntoの優位性
Cuarto de Juntoの最大の強みは、専門性の高いチームと豊富な経験である。組織は過去30年以上にわたり、貿易交渉の最前線で活躍してきた。今回の見直しに向けた活動では、以下の3つの目標が掲げられている:
- メキシコの競争力向上:関税問題を含む課題に対応し、国内外の投資を促進する。
- 産業界の声を政策に反映:中小企業(Mipymes)を含む多様な経済主体の利益を守る。
- 効率的な貿易救済措置:不公正な貿易慣行に対抗するための政策を提言する。
これらの活動を通じ、Cuarto de Juntoはメキシコ経済の安定と発展を目指している。

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