
Guanajuato州Celaya市で7月20日、JumapaのSaúl Trejo Fuentes局長が、前政権下で取得された2台の車両が不正な手続きで消失したと発表した。
Jumapa不正調査進展、2台の車両消失判明
Guanajuato州Celaya市の水道局にあたるJunta Municipal de Agua Potable y Alcantarillado(Jumapa:市営飲料水・下水道委員会)の局長Saúl Trejo Fuentesは、前政権下で購入された2台の車両が消失していたことを確認した。Trejo局長は、車両消失は「複雑な不正取引(entramado turbio)」によるものであり、当時の行政関係者と車両供給業者の共謀があった可能性を示唆した。
この問題は2022年にさかのぼり、Jumapaがリース契約を通じて購入した車両の中に、Toyota Hilux2台(各車両900,000ペソから1,000,000ペソ相当)が含まれていた。だが、これらは納入時の文書上に記載がなく、納入実態が不明だった。
地元メディアAMによれば、Celaya市のJuan Miguel Ramírez Sánchez市長は7月20日、2台の車両消失を正式に公表。市長は「前政権の引継ぎ文書にこれらの車両の記載がなく、現物も確認できなかった」と指摘した。
不正取引の構図と前局長の関与疑惑
Trejo局長は、問題の背景として当時のJumapa局長であったRoberto Castañeda Tejedaの責任を挙げた。Castañedaは現在、Irapuato市のJunta de Agua Potable, Drenaje, Alcantarillado y Saneamiento(Japami:市営水道・下水道・排水・衛生委員会)のトップを務めている。Trejo局長は「購入はCastañedaと当時の管理部門に責任がある」と明言した。
Trejo局長の説明によると、Jumapaはリース契約を通じて数百台の車両を調達したが、監査(Auditoría Superior del Estado de Guanajuato(ASEG):Guanajuato州高等監査院)が調査したところ、支払い金額と納入車両台数が一致しないことが発覚。供給業者が説明を求められた際に2台の車両の存在を認めた。
Trejo局長は「業者は旧来の利権構造の中にあり、行政内の一部関係者と癒着していた」とし、供給業者にも責任があると強調した。
市長が明かした調査開始の経緯と進展状況
Juan Miguel Ramírez Sánchez市長は、2か月前にJumapa職員から2台のToyota Hiluxの不在を報告されたことを明らかにした。市長は「新規車両が揃っているはずの状況で、なぜか2台が存在しないことが発覚した」と語った。
「納入リストにはToyota Hiluxが含まれていたが、現物が存在せず、さらに誰に割り当てられたのかも不明だった」と市長は述べた。市当局は調査の一環として、車両供給業者から実際に納入した内容の確認を求め、その結果、やはり2台が未確認であることが判明した。
この問題は、市議会の仮想会議で公にされ、Infopol(Instituto de Formación Policial:警察教育研究所)の食堂事業契約の早期終了を議論していた際に議題に上がった。市長はそこで初めて、詳細を明らかにした。
Guanajuato州監査院の調査と今後の焦点
Auditoría Superior del Estado de Guanajuato(ASEG:Guanajuato州高等監査院)は、この件に関する正式な調査を進めている。Trejo局長によれば、調査の対象は前任の行政関係者と供給業者の双方であり、Jumapaとしては全面的に協力する構えだという。
「これらの車両はJumapaの資金で支払い済みだが、在庫台帳上に存在せず、現物も確認できない状況である」とTrejo局長は述べた。ASEGは今後、入手した契約書・納品書類と資金の流れを精査し、不正行為の実態解明を進める。
同様の事案は、メキシコ各地の自治体で過去にも報告されており、行政透明性の確保が改めて問われる事態となっている。Celaya市当局は、今後の進展状況について定期的に報告するとしている。

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