
Guanajuato州Guanajuato市で7月15日夕方、大雨による浸水被害が発生、偽動画が拡散された。
Guanajuato大雨とデマ動画拡散の実態
Guanajuato州Guanajuato市では7月15日夕方、大雨が短時間に集中し、各地で浸水被害が相次いだ。これに加え、SNS上では「Presa de la Ollaが決壊した」とする古い映像が拡散されたが、市当局がこれを否定した。
Protección Civil municipal(市民保護局)のJosé Félix Pérez Ramírez局長は、今回の大雨による人的被害はなく、物的被害のみで「saldo blanco」(無傷の状態)であったことを発表した。一方でSNS上に出回った「Presa de la Ollaの決壊映像」については2017年の記録映像であり、今回の降雨とは無関係であることを強調。これらの映像拡散について「市民の不安を煽る行為」と非難し、市民には政府公式ページで正確な情報を確認するよう呼びかけた。
市は降雨時に「急な増水」に対する警戒を呼びかけており、河川の横断を避けるよう繰り返し警告した。
大雨による被害と各地の状況
7月15日の豪雨は、午後6時頃からGuanajuato市全域に降り始め、午後6時30分頃にはSan RenovatoのPresaで水位が急上昇。その後、Presa de la Ollaに大量の水が流入し、Paseo de la Presa通りやEmbajadoras、Sangre de Cristo地区に水が流れ込み、路面を30センチ以上冠水させた。
また、地下通路では水深約1メートルに達し、1時間ほど交通が遮断された。市中心部のAlonso通りでも冠水し、車道はほとんど川のようになり歩道がほぼ水没。El Cantador公園周辺では、排水口の詰まりが原因で深刻な冠水が発生した。現地メディア「El Sol de León」によれば、排水口には大量のごみ、枯れ葉、泥、枝などが詰まっていた。
このほか、Antiguo a Marfil道路のNepomusenoスポーツ複合施設付近では大きな陥没(socavón)が報告され、迅速に対応が行われた。また、Valenciana付近では住宅の外壁が倒壊した。Dolores Hidalgoへ向かうLos Mexicanos地点では大規模な土砂崩れが発生し、片側車線が一時的に閉鎖され、翌朝7時にようやく通行可能となった。
Marfil地区でも斜面崩壊や落石が確認され、Plaza de Toros近くでは土砂が道路を塞いだ。さらにFraccionamiento Manantialでは大木の倒木被害が確認された。
各当局による被害対応と今後の警戒
市当局はObra Pública(公共事業局)、Servicios Públicos Municipales(市公共サービス局)、Tránsito municipal(市交通局)と連携し、被害状況の確認と復旧作業を進めた。各現場では倒木の除去、土砂撤去、排水作業が夜間も続けられた。
Protección Civil municipalは、降雨中から各貯水池や河川、危険箇所を重点的に監視。Presa de la Ollaについては、適切なタイミングで水門を開放し、オーバーフローを防ぐ措置が取られた。市によれば「San Renovatoの上流から流入する大量の雨水に対応するため、計画的に放流が実施された」としており、「決壊した事実はない」と再度強調している。
各地域では道路封鎖や通行規制が敷かれ、公共サービス部門も総動員で排水と清掃にあたった。こうした統合的な対応により、人的被害を回避できたと市は説明した。
Guanajuato州で継続する大雨警戒への呼びかけ
José Félix Pérez Ramírez局長は「週後半も午後から夜にかけて雨が続く見通し」と述べ、市民に対して引き続き注意を促した。特に河川や低地に近づかないこと、危険な地域での車両移動を控えることを求め、「911」への迅速な通報を推奨している。
また、今後も各当局による24時間体制の監視が続けられるとし、主要道路や公共施設周辺の状況確認と清掃活動が行われる予定だ。
SNSによる誤情報拡散は住民の不安を煽り、正確な状況認識を妨げる問題として当局が厳しく監視しており、「市民が公式情報源を確認する重要性」が再認識されたといえる。

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