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gusano barrenador対策で200百万ペソの予算増額を要請
2024年11月24日、メキシコChiapas州Catazajáでgusano barrenador(牛蠅の幼虫)が確認されたことを受け、畜産業者は農業・農村開発省(Secretaría de Agricultura y Desarrollo Rural, Sader)に200百万ペソの予算増額を要請した。感染防止策を強化し、アメリカ合衆国への牛輸出再開を目指す動きが加速している。
gusano barrenadorとは?その影響と脅威
gusano barrenador(学名:Cochliomyia hominivorax)は、温血動物に寄生する寄生虫で、特に牛に深刻な被害を与える。幼虫は生きた組織を食べ、感染した動物は重篤な健康被害を受ける。最悪の場合、死亡することもあり、感染が広がれば畜産業に大きな経済的損失をもたらす。
この寄生虫は1990年代に中米および北米で一度は根絶されたが、近年、中米諸国で再発生が報告され、メキシコでも拡散のリスクが高まっている。Chiapas州での感染確認を受け、アメリカ合衆国は予防的措置としてメキシコからの牛輸入を一時停止した。
畜産業においてgusano barrenadorの被害は、品質低下や生産性の減少に繋がり、2024年の予想損害額は830百万ドルに達するとされる。
メキシコ政府の対応と国際連携
メキシコ政府は、南部国境での検疫体制を強化し、感染拡大の防止に努めている。農業・農村開発省と国家衛生・無害性・品質農産物サービス(Servicio Nacional de Sanidad, Inocuidad y Calidad Agroalimentaria, Senasica)は、感染の早期発見と拡散防止に向けた監視を強化している。
さらに、アメリカ合衆国との連携により、感染防止策の共同実施が進められている。両国の衛生当局が情報共有と技術協力を行い、迅速な対応が可能となる体制を構築している。また、パナマ、コスタリカ、ホンジュラスなど中米諸国との協力も強化され、域内全体での防疫対策が進められている。
畜産業界の要請と今後の展望
全国畜産組織連合会(Confederación Nacional de Organizaciones Ganaderas)のLuis García氏は、gusano barrenador対策に必要な資金が迅速に確保されるべきだと強調する。予算が確保されれば、南部国境地域での衛生管理の強化や啓発活動が進み、感染拡大のリスクを低減できる。
また、畜産業者は政府に対し、家畜の検査体制の充実やワクチン接種の推進など具体的な対策を求めている。これにより、牛の輸出再開が可能となり、経済的な損失を最小限に抑えることが期待される。

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