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Los Chapitos幹部「El Berna」逮捕 長銃器と防弾装備押収

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Los Chapitos幹部「El Berna」逮捕 武装セル壊滅か 写真: El sol de Mexico

Culiacánで「El Berna」含む4人を武装逮捕


2025年5月末、Sinaloa州Culiacán市Renato Vega Alvarado地区において、メキシコ連邦政府の治安当局がCártel de Sinaloa(シナロア・カルテル)の派閥であるLos Chapitos(ロス・チャピトス)の一員とされる武装グループのメンバー4名を逮捕した。中心人物は、Moisés Bernabé N(通称Berna)であり、31歳。彼は同派閥のシカリオ(sicario:殺し屋)部隊の指導者とみられ、今回の逮捕により当該セルの機能が実質的に壊滅したと政府は発表している。

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Los Chapitosのシカリオ幹部をCuliacánで摘発


治安当局によると、「El Berna」はLos Chapitosに所属する暗殺専門セルを指揮していたとされる。Los Chapitosは、現在服役中のJoaquín “El Chapo” Guzmánの息子たちによる勢力であり、父親のシナロア・カルテルの残存勢力を背景に、Culiacánを中心に麻薬取引と暴力行為を展開している。

今回の摘発で逮捕されたのは「El Berna」の他、Noe N(通称Pinpon、27歳)、Jesús Iván N(29歳)、Luis Antonio N(31歳)の計4名である。いずれも当該セルの中心的な構成員とされ、殺害指令の実行や麻薬の小売(narcomenudeo)を担っていた。

この武装集団は、Culiacán市内のRenato Vega Alvarado地区を拠点に活動しており、同地区では以前からカルテル関連の銃撃事件や車両放火が確認されていた。こうした状況を受け、連邦治安当局は「recorrido disuasivo(威嚇的パトロール)」を強化しており、その過程で不審車両を発見。追跡・制止したところ、盗難届が出されていた車内から武装した4名が発見され、即時に逮捕された。

武装装備とベルギー製サブマシンガンを押収


逮捕時、当局は容疑者らが所持していた多くの武器および装備品を押収した。地元メディア「El Sol de Sinaloa」によれば、車両からは以下の物品が押収されたと報じられている:

  • armas largas(長距離用自動小銃)4丁
  • cargadores(弾倉)18個
  • poncha llantas(車両停止用スパイク)数個
  • chalecos balísticos(防弾ベスト)4着
  • subametralladora de fabricación belga(ベルギー製サブマシンガン)1丁
  • 盗難車両1台

特に注目されたのはベルギー製のサブマシンガンである。ヨーロッパからメキシコに持ち込まれた高性能の武器が、カルテルにより実戦投入されていた事実は、国際的な武器密輸ネットワークの存在を示すものとされる。専門家の分析によれば、Los Chapitosはこうした密輸武器を利用し、競合勢力や治安部隊に対抗しているとの見方が強い。

地域治安とLos Chapitosの戦略変化


今回の作戦は、Gobierno de México(メキシコ政府)によるカルテル解体戦略の一環である。Secretaría de Seguridad y Protección Ciudadana(市民保護・治安省:SSPC)およびGuardia Nacional(国家警備隊)は、Sinaloa州における武装勢力の影響力を低下させるため、都市部でも積極的な作戦行動を展開している。

Culiacánは過去に「El Culiacanazo(クリアカナソ)」として知られる大規模銃撃戦の舞台となった経緯もあり、Los Chapitosの拠点として特に警戒が強められている。2023年にはOvidio Guzmánの再逮捕を巡って同市で多数の武装衝突が発生しており、今回のBerna逮捕も同派閥の弱体化に繋がるとみられる。

一方、カルテルの残党は地域社会に密着し、民間人を利用した防衛戦術をとるケースも多い。そのため、メキシコ政府は今後も対話と強制力を併用した治安政策を継続していく方針を明言している。

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治安当局の対応と今後の見通し


メキシコ政府は今後も、カルテルによる武装グループの摘発を強化していく構えである。今回の成功は、連邦治安部隊と情報機関の連携強化の成果ともいえる。

特に注目されるのは、今回の摘発で押収されたベルギー製のサブマシンガンの入手ルートの解明である。地元の報道によれば、この武器は密輸によって持ち込まれた可能性が高く、既に国際捜査機関が調査を開始したとされる。欧州やアメリカを経由した密輸ルートの解体は、カルテルの軍事力低下に不可欠とされている。

また、今後はSSPCやSEDENA(Secretaría de la Defensa Nacional:国防省)との連携のもと、武器流通経路や関連人物の洗い出しが進められる見通しである。Sinaloa州のみならず、他州でも同様の武装セルが確認されていることから、全国的な対応が必要とされている。

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