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Familia Michoacana関係施設をEdomex南部で一斉摘発
2025年3月28日未明、Estado de México州南部6市町でFamilia Michoacanaに関係する複数の施設が「Operación Bastión(バスティオン作戦)」により一斉に強制捜査を受けた。これは州検察(Fiscalía General de Justicia del Estado de México:Estado de México州司法検察庁)が主導し、連邦および州の複数の治安機関が共同で実施した大規模作戦である。
21か所同時捜索、治安機関が一斉投入
Estado de México州司法検察庁(FGJEM)の発表によれば、この作戦では、Amatepec、Luvianos、Sultepec、Tejupilco、Temascaltepec、Tlatlayaの6つの市町にわたる21か所の施設—ランチョ、住宅、倉庫、見張り小屋など—が対象となった。これらの施設は、犯罪組織Familia Michoacanaと関係があるとされる。
この作戦には、以下の機関が連携して参加した:
- Secretaría de Marina(SEMAR:海軍省)
- Secretaría de la Defensa Nacional(SEDENA:国防省)
- Guardia Nacional(国家警備隊)
- Centro Nacional de Inteligencia(CNI:国家情報センター)
- Secretaría de Seguridad del Estado de México(Estado de México州公安省)
これらの機関は、それぞれの機能を活かして、捜査の実行、安全確保、情報収集などを分担し、作戦全体の成功に寄与した。
Familia Michoacanaの影響力と南部地域の治安懸念
Familia Michoacanaは、Michoacán州を拠点に活動する犯罪組織であり、麻薬の密売、人身売買、違法伐採、恐喝などさまざまな犯罪行為に関与していることで知られている。とくにEstado de México州南部では、同組織の活動拠点が点在しており、治安当局にとって継続的な懸念事項となってきた。
AmatepecやTejupilcoなどの地域は、地理的に山間部が多く、警察の介入が難しい環境であるため、長年にわたって犯罪組織の活動が根付いてきた。こうした背景から、今回のような多機関連携による一斉捜索が必要とされていた。
「Operación Bastión」の狙いと今後の動向
今回の「Operación Bastión」は、Familia MichoacanaがEstado de México州内に保持していた拠点や物流ルートを断ち切ることを目的としており、犯罪組織の弱体化を図る戦略の一環である。実際のところ、これらの拠点では武器、通信機器、密輸物資などが保管されている可能性が高く、現在その内容についても司法当局が調査を進めている。
FGJEMは声明の中で、「Michoacán州に起源をもつ犯罪組織の活動に関連する21施設に対して、法に基づく捜索を実施した」と明言しており、今後も同様の作戦を続行する意向を示している。
また、今回の作戦を通じて得られた情報は、今後の逮捕、資産凍結、司法手続きにも活用される予定である。
地元社会と民間への影響
今回の作戦は住民の安全確保を最優先とし、深夜から早朝にかけて実施された。地域住民からは一部で驚きや不安の声が上がっているものの、多くの市民は治安当局の取り組みを歓迎している。
TemascaltepecやLuvianosなどの市町では、過去にも麻薬関連の事件が報じられており、これらの地域において治安回復を求める声は強い。地元メディア「Aristegui Noticias」によれば、当局は住民の協力を得ながら今後も継続的な治安対策を講じていく方針である。
今回の作戦が、これまで可視化されていなかった犯罪ネットワークの全貌を明らかにするきっかけとなる可能性もある。

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