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メキシコ政府、DEAの追加要請せず|Sheinbaumの方針とは

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写真: El economista

Sheinbaum、DEAの増員を拒否しつつ米国との協力を強化


2025年2月3日、メキシコのClaudia Sheinbaum大統領は、米国のDonald Trump大統領との電話会談において、DEA(Administración de Control de Drogas/麻薬取締局)のメキシコ国内での増員を要請しなかったことを明らかにした。同時に、両国の協力を強化する新たな枠組みを構築する方針を示した。

DEAの増員要請を否定|メキシコの主権を強調


Sheinbaum大統領は、2月6日の記者会見で、DEAのメキシコ国内での活動拡大について問われた際、「協力と調整は求めるが、DEAのさらなる駐在は必要ない」と述べた。これにより、メキシコ政府が自国の安全保障政策を主導し、米国の直接的な関与を制限する方針を取ることが明確になった

一方で、Sheinbaum大統領は、麻薬密輸や犯罪組織対策について米国政府との協力は維持する姿勢を示している。「我々は協力を求めている。しかし、それは我々の主権のもとで行われるべきだ」と強調した。

米国との交渉の成果|関税の一時停止と国境警備の強化


Trump大統領との電話会談では、メキシコからの輸入品に対する25%の関税を1か月間一時停止することで合意した。この合意の見返りとして、メキシコ政府は北部国境に10,000人のGuardia Nacional(国家警備隊)を派遣し、麻薬密輸の取締りを強化することを約束した。

この決定により、メキシコ国内の企業や経済界は一時的な安堵を得たものの、1か月後に関税が再び議論される可能性があるため、今後の交渉が重要になる。

米国との安全保障協力|新たな調整機関の設立へ


Sheinbaum大統領の電話会談後、Juan Ramón de la Fuente外相は、米国のMarco Rubio国務長官と協議を行い、新たな調整機関の設立を検討している。これは、DEAの直接的な関与を強めるのではなく、両国の政府機関間で情報共有を強化することを目的としている。

この枠組みの下で、メキシコ政府は自国内での麻薬取締りを主導しながらも、米国政府との情報交換を通じて効果的な対策を講じる方針をとる。

メキシコ政府の安全保障戦略の方向性


メキシコ政府の現在の安全保障戦略は、国家の主権を重視しながらも国際的な協力を活用するハイブリッド型のアプローチである。DEAの増員を拒否したことは、この方針を明確に示している。

今後の課題として、メキシコ国内での麻薬密輸対策の実効性向上や、米国との交渉において関税措置の恒久的な撤回を目指すことが挙げられる。Sheinbaum政権は、これらの課題にどのように対応するのか、今後の動向が注目される。

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