
サンタアナ風が原因でTijuanaで火災発生
2024年12月10日、Baja California州のTijuana市で発生した火災により、15歳前後の若者2人が死亡した。この火災は、同地域を襲った強風「サンタアナ風」が原因とされている。サンタアナ風は高温で乾燥した風であり、火災の発生や拡大を助長することで知られている。
サンタアナ風とは
サンタアナ風は秋から冬にかけてカリフォルニア州南部やメキシコ北部に吹く風で、乾燥した高温の特性を持つ。グレートベースン付近の高気圧から吹き出し、モハーベ砂漠を通過することでさらに乾燥し、風速が増す。このため、山火事や都市部の火災が発生しやすくなる。
今回のティフアナの火災では、風速75キロメートルに達する強風が、火災を急速に拡大させた。

火災の詳細と被害状況
火災はTijuana市のFrancisco Villa地区で発生。火災発生時、若者2人は自宅内に取り残されてしまい、父親のみが避難に成功した。Tijuana市消防署によると、現場では火災の原因が調査されており、サンタアナ風が被害を拡大させたとみられる。
さらに、同市内では他に9件の火災が報告され、消防隊が対応に追われている。特に28 Batallón地区では森林火災が制御不能な状態であり、市全体での被害が広がっている。
近隣地域への影響と対応策
隣接するアメリカ合衆国のサンディエゴ郡でも、サンタアナ風による影響が確認されている。電力会社San Diego Gas & Electric(SDG&E)は、火災予防のため計画的に42,000戸以上で停電を実施。これに伴い、一部の学校で授業が中止され、コミュニティリソースセンターが開設された。
両地域では、住民に火の使用を控えるよう強く呼びかけられており、風が収まるまでの警戒が続いている。
住民への注意と今後の対策
Tijuana市とサンディエゴ市の当局は、サンタアナ風が吹き続ける限り、火災のリスクが高い状態が続くと警告している。特に、屋外での火の使用や、乾燥した環境下での焚き火は厳禁とされている。
また、火災リスクを軽減するための緊急計画の強化や、住民への早期避難勧告が今後の課題として挙げられている。

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