
2025年4月11日、アメリカ合衆国のDonald Trump大統領は、メキシコとの国境沿いの連邦土地を軍の管理下に置く大統領令を発令した。
米軍、メキシコ国境の連邦土地を掌握へ
Trump大統領は、国防長官、国土安全保障長官、内務長官、農務長官に対し、メキシコとの国境沿いの連邦土地を国防総省(Department of Defense:国防省)の管理下に移すよう指示した。
この措置は、国境の安全確保と違法移民の流入防止を目的としており、特に「Roosevelt Reservation」と呼ばれる幅60フィート(約18メートル)の土地が対象となる。
この土地は、カリフォルニア州からテキサス州にかけての国境沿いに位置し、1907年にTheodore Roosevelt大統領によって国境警備のために設立された。
今回の大統領令により、軍はこの地域での活動を開始し、必要に応じて他の連邦土地にも拡大することが可能となる。
軍の活動内容と法的懸念
大統領令では、軍の活動内容として「国境障壁の建設」や「監視機器の設置」が挙げられているが、具体的な詳細は明らかにされていない。
また、軍が違法に国境を越えた移民を拘束する可能性も指摘されており、これは「Posse Comitatus Act(民間法執行における軍の関与を制限する法律)」に抵触する可能性があると専門家は懸念している。
政府関係者は、軍が管理する土地を「軍事施設」と見なすことで、移民の拘束を正当化しようとしていると報じられている。
国境での移民拘束数の推移
Trump大統領の就任以降、国境での違法移民の拘束数は大幅に減少している。
2024年12月には12万4,000人が拘束されたが、2025年2月には3万人未満にまで減少した。
この減少は、厳格な移民政策や軍の国境配備などの影響と考えられている。
今後の展望と影響
今回の大統領令により、軍の国境での役割が拡大することとなる。
これにより、移民政策のさらなる強化が予想されるが、一方で法的な問題や人権侵害の懸念も高まっている。
今後の展開に注目が集まっている。

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