メキシコ財務省のガブリエル・ヨリオ(Gabriel Yorio)副大臣は11月8日、国際通貨基金(IMF)とのフレキシブル・クレジット・ライン(FCL)について、現在の約500億ドルから段階的に削減し、最終的には完全に退出する計画を発表した。この発表は、Bloomberg En Líneaのイベントで行われた。
メキシコは2009年にFCLを世界で初めて取得し、その後も何度か更新を重ねてきたが、実際に利用したことはない。FCLは、経済基盤が非常に強固で、政策の枠組みがしっかりしており、政策の実施において持続的な歴史があり、将来にわたってそれを維持するという約束がある国々を対象としている。このラインは、3年から5年の間に返済する必要がある。
メキシコのアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領は、国際機関からの借入れには消極的な立場を取っており、国の経済政策の自立を目指している。FCLの削減は、メキシコが支払う年間の手数料を減らすことにもつながる。FCLは本年中に更新される予定であったが、ヨリオ副大臣は「メキシコが完全に退出するまで、FCLの削減を続ける」と述べている。
この動きは、メキシコが経済的な自立を目指し、国際的な金融機関に依存しない方針を強化するものと見られている。しかし、FCLの削減や退出には、国際市場におけるメキシコの信用度に影響を与える可能性もあるため、その動向が注目されている。


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