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AICM、観光促進の一方で老朽化問題が深刻化

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写真: Expansión

AICMの老朽化が観光業に影響


2024年11月、メキシコシティのAeropuerto Internacional de la Ciudad de México(AICM、メキシコシティ国際空港)は、観光客の増加に対して十分な対応ができていない現状が浮き彫りになっている。AICMは、メキシコ国内で最も利用されている空港であり、2024年初頭には3,400万人以上の乗客を迎えている。しかし、その施設の老朽化が深刻であり、観光客を迎え入れるための空港としての機能は限界を迎えている。

特に、ターミナル1では修復工事が行われているものの、床のタイルが剥がれていたり、屋根からの水漏れが見受けられたりと、快適な環境を提供できていない。このような状況は、メキシコを訪れる観光客にとって、到着早々に悪い印象を与えかねない。国際的な観光都市としてのイメージにも影響を与える可能性がある。

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インフラの更新が遅れる背景


AICMの老朽化が進んだ背景には、過去の政府による投資不足がある。特に、テクスココ空港建設計画の中止や、AICMの施設更新への資金が十分に割り当てられていないことが影響している。さらに、現政府はAeropuerto Internacional Felipe Ángeles(AIFA、フェリペ・アンヘレス国際空港)の開港に注力しており、AICMのインフラ強化は後回しにされている。

このような状況に対して、航空業界の専門家であるJulio Zugastiは、「AICMの現在の状態は、過去2回の政権の投資不足が原因で、インフラの更新が進んでいない」と指摘している。このように、AICMへの投資が滞っていることが、今後の観光業の成長にどれだけ影響を及ぼすかは不透明である。

ターミナルのオーバーロードと技術の遅れ


AICMのターミナル1は、かつて100人程度を収容していた小型機用に設計されており、現在はその2倍以上の乗客を扱う必要がある。このオーバーロードが、乗客の快適さを損ねており、空港全体に過度な負担をかけている。特に、現代的な航空機が使われるようになり、より広い施設が必要とされるようになったが、AICMはその対応が遅れている。

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また、AIFAでは新たな技術が導入され、航空機の停車を正確に行うための最新システムが導入されたが、AICMでは手動での操作が続いている。航空機の停車の精度を向上させるためには、こうした技術的な更新が急務である。

再生計画と今後の展望


AICMは現在、施設の再生計画を進めているが、その進行状況は非常に遅い。2024年5月にはターミナル2のリハビリテーション工事が発表されたが、進行中の工事は長期間にわたり、まだ完了の見通しは立っていない。

2024年10月には、AICMは施設の大規模なリノベーション計画に向けた設計案を発表し、今後の詳細な見積もりと工事の開始日程を発表する予定となっているが、具体的な費用や期限については未定である。この遅れが観光業や経済に与える影響は今後も注視されるべき課題となる。

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