+

Comments

カナダとEUが米国に報復関税!298億ドル規模の対抗措置

trade war conflict
trade war conflict

カナダとEUが米国に報復関税を発動


カナダとEUは、米国が鉄鋼やアルミニウムに課した関税に対抗し、総額570億ドル相当の報復関税を導入した。関税措置は米国製品に最大25%の追加関税を課すもので、国際貿易の緊張がさらに高まる可能性がある。

スポンサーリンク

米国の鉄鋼・アルミ関税に対するカナダとEUの対抗措置


カナダとEUは、米国が導入した鉄鋼・アルミニウムの関税に対し、報復措置を発表した。カナダは29,800億カナダドル(約22,000億米ドル)相当の輸入品に対し最大25%の関税を課し、EUは28,330億米ドル相当の米国製品に追加関税を適用する。

カナダ政府によると、対象となる製品には以下が含まれる:

  • 鉄鋼・アルミ製品(12,600億カナダドル分)
  • コンピューター、スポーツ用品、鋳鉄製品(14,200億カナダドル分)
  • アルミ製品(3,000億カナダドル分)

EUの関税措置も広範囲に及び、米国から輸入される農産品や工業製品が対象となる。これに対し、米国のドナルド・トランプ前大統領は「どんな関税が課されようと、同等かそれ以上の措置で対抗する」と発言し、貿易戦争の拡大が懸念されている。

米国がカナダ・メキシコ・中国に課した新関税


今回の報復措置の発端は、米国が2024年3月4日に導入した新関税だ。この関税により、米国はカナダとメキシコからの鉄鋼・アルミニウム輸入品に25%、中国からの輸入品に10%の追加関税を課した。ただし、カナダのエネルギー関連製品(石油や天然ガス)は例外として10%の関税が適用された。

トランプ前大統領は「これらの関税は、米国の安全保障と経済を守るための措置だ」と主張。特に、移民問題や安全保障、違法薬物(特にフェンタニル)の取り締まりをめぐり、カナダやメキシコの対応が不十分であるとして関税導入を正当化している。

しかし、カナダの外務大臣Mélanie Jolyは「米国は関税の理由を日々変えている」と批判し、カナダ政府としては報復関税を維持する意向を示した。

トランプ前大統領がカナダの自動車産業を脅かす発言


米国とカナダの関係が緊張する中、トランプ前大統領は「カナダが電力や農産品に対する米国向け関税を撤廃しなければ、カナダの自動車産業を事実上消滅させる」と警告した。

「4月2日までに関税が撤廃されない場合、米国に輸入されるカナダ製自動車に対し大幅な追加関税を課す」と述べ、カナダ経済に深刻な打撃を与える可能性がある。

カナダの自動車産業は米国と密接な関係を持っており、2024年には米国への自動車輸出額が566億9,600万ドル、米国からの輸入額が638億3,500万ドルとなっている。この貿易関係が破壊されれば、両国の経済に大きな影響を与えることは間違いない。

スポンサーリンク

カナダ政府の対応と今後の見通し


カナダの新首相Mark Carneyは、「カナダが公正な貿易関係を維持できるまで、報復関税は続ける」と述べ、米国に対し「信頼できる貿易の約束」を求めた。

一方、カナダ中央銀行は、関税措置による経済の混乱を和らげるため、政策金利の引き下げを決定。カナダ政府は米国と交渉を進める一方で、貿易多角化戦略を加速させ、EUやアジア市場への輸出拡大を検討している。

今後、米国・カナダ・EU間の関税戦争が長期化すれば、世界経済への悪影響が懸念される。企業や消費者は今後の動向に注意を払う必要がある。

H.I.S プロモーション広告
2025年 H.I.S. メキシコ
広告主募集
   

スポンサー
Loading...

関連記事

メキシコ24hをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む