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Sheinbaum、住宅支援とInfonavitの月額凍結を発表
11月11日の記者会見において、メキシコのClaudia Sheinbaum大統領は、住宅と農業支援の強化を掲げた新たな施策を発表した。具体的には、「Programa Nacional de Vivienda para el Bienestar」(国民住宅福祉計画)としてInfonavit(国民住宅機構)の住宅ローン月額を凍結し、数百万の家庭に恩恵をもたらすことを発表。また、農業支援策として種子生産支援と持続可能な農業を推進することを明言した。
Infonavitの月額凍結は、2013年以前にローンを取得した約200万件の融資を対象とし、毎年利息が増加していたローンに対して安定した支払いを提供する。また、Sheinbaum大統領は、全国的な住宅支援の目標として1年間で新たに120万件の住宅建設と100万件の改善を掲げた。
Infonavitの月額凍結による支援と住宅政策の詳細
Infonavitの新政策は、2013年以前に住宅ローンを組んだ家庭の約400万人に恩恵をもたらすと見込まれている。この計画のもと、InfonavitのOctavio Romero Oropeza長官は、月額が増加することなく固定され、ローンの支払い負担が軽減されると説明。これにより、数多くの家庭が安定した住宅ローン返済が可能になる。
さらに、ローン凍結に伴い、約50万件のローンには自動的に利率の低減措置が適用され、それ以外の家庭にもInfonavitの各センターで追加の支援が提供される見通しである。加えて、国家住宅プログラムでは、2025年までに国内で120万件の新築住宅と100万件の住宅改善を行う計画が進行中で、主に低所得層向けの支援が強化される。
農業支援策「Cosechando Soberanía」と種子生産支援
Claudia Sheinbaum大統領は、農業支援の一環として「Cosechando Soberanía」(自立収穫計画)を発表し、国家種子生産機構「Productora Nacional de Semillas」を復活させると明らかにした。このプログラムでは、農業生産者に対する種子生産支援を行い、農業効率の向上と持続可能な収穫の実現を目指す。具体的には、メキシコで年間100万トン消費される豆のうち、現在輸入に依存している約30万トンを国産化するため、種子の改良と農業技術の普及が進められる。
この支援の一環として、農業用水の効率化や技術支援、農村部での教育プログラムも同時に強化され、地域の農業生産者が持続的な成長を実現できるような体制が整えられる見通しである。
若者への司法選抜プログラムの開始と国家予算の見直し
会見では、Arturo Zaldívar政府政策担当官が、司法部の新たな選抜プログラムについても発表。これは、特に地方や若年層を対象にしたもので、2025年に新たな司法部のメンバーを選抜し、法務分野での人材育成を強化する取り組みとして注目されている。
また、Sheinbaum大統領は経済安定化のため、2025年度の予算見直しも進行中であると説明。財務省(Secretaría de Hacienda y Crédito Público, SHCP)と協力し、税収増加と公共支出の効率化を図るために調整が行われ、15日に新たな予算案を発表する予定である。これにより、将来的な経済成長と安定的な財政基盤の確立が期待される。

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