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メキシコの物価上昇、「cuesta de enero」が3月まで継続
2025年1月2日、El Financiero紙は、メキシコにおける物価上昇が例年より長引き、「cuesta de enero(1月の坂)」が3月まで続く可能性があると報じた。たばこや清涼飲料、食品などの価格が大幅に上昇し、小規模商店や消費者に大きな影響を及ぼしている。
物価高騰の背景:税制変更と製造コスト増加
メキシコでは、年初に物価が上昇する現象が「cuesta de enero」として知られる。2025年の物価上昇は、以下の要因による:
- 特別生産・サービス税(IEPS)の増税:たばこや清涼飲料に課される税金が引き上げられた。
- 製造コストの上昇:原材料費や物流費の増加が製品価格に影響を与えた。
Consejo para el Desarrollo del Comercio en Pequeño y la Empresa Familiar(小規模商業・家族企業発展協議会)のGerardo Cleto López Becerra会長によれば、この影響は少なくとも3月まで続く見込みであり、特に低所得層の家計に深刻な影響を与えると指摘されている。
小規模商店と消費者への影響
たばこ、清涼飲料、パン、ビールなどの日常品の価格上昇は、小規模商店に大きな負担を与えている。地元の商業団体によると、これらの店舗は仕入れ価格の上昇に伴い販売価格を引き上げざるを得ず、大手スーパーとの競争がさらに激化している。
一方で、消費者の購買力にも直接的な影響が出ている。たとえば、メキシコシティ都市圏での代表的な日常品(清涼飲料、ビスケット、たばこ)の価格は135ペソから150ペソ以上に上昇しており、11%を超える値上げとなった。この結果、消費者は支出の優先順位を再考しなければならない状況に直面している。
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基本食品の価格上昇が続く
卵、鶏肉、豚肉などの基本食品も値上げされている。Movimiento Nacional del Comercio Social AC.(全国社会商業運動)のAlberto Vargas Lucio会長によれば、卵1キログラムの価格は44ペソから50ペソに、鶏の胸肉は120ペソ以上、豚肉(もも肉やスペアリブ)は1キログラムあたり130ペソ以上に達している。
このような基本食品の値上がりは、家計の食費に直接影響を与え、消費者にさらなる負担を強いる。特に低所得層では、これらの商品の購入を控える傾向が見られるという。
政府の対応と消費者の対策
メキシコ政府は、ガソリンやディーゼル価格の上昇を抑制するため、2025年1月初旬に補助金を提供することを決定した。しかし、食品や日常品の価格上昇に対する具体的な対策は明らかにされていない。
消費者への助言として、専門家は以下を推奨している:
- 支出の計画を立てる。
- 無駄な支出を削減する。
- 割引キャンペーンを活用する。
これらの対策により、「cuesta de enero」の影響を軽減することができるとされている。
今後の展望
専門家は、メキシコの物価高騰が短期的には収束しない可能性が高いと見ている。政府がより包括的な政策を導入しない限り、消費者や小規模商店への影響は続くと予測されている。市民は最新の価格動向に注意を払い、賢い消費行動を心がける必要がある。

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