
エネルギー・インフラ投資の重要性
2024年10月8日、Ternium社のCEO、Máximo Vedoya氏は、メキシコがエネルギーやインフラプロジェクトでの投資を最大限に活かすためには、明確なルールを定める必要があると述べた。Monterreyで開催されたBloomberg New Energy Finance(BloombergNEF)のフォーラムで、Vedoya氏は近年増加しているnearshoring(近隣国への事業移転)の機会を活用するためには、政府が投資を求めるエリアとそうでないエリアをはっきりさせることが重要だと強調した。
明確なルールの必要性と政府の役割
Vedoya氏は、エネルギーの生成とインフラ整備に関して政府がもっと具体的に規定を定めることで、民間企業が安心して投資できる環境が整うと語った。これにより、メキシコは持続可能な成長を遂げることができ、nearshoringによる経済的な恩恵を享受できる。また、Claudia Sheinbaum大統領の政権が掲げる経済アジェンダとも一致しており、エネルギー供給の安定が同国の経済成長に不可欠だと指摘している。
米国選挙の影響とTerniumの展望
さらに、Vedoya氏は2024年11月に行われる米国の大統領選挙(Kamala Harris氏対Donald Trump氏)がメキシコのnearshoring戦略に与える影響は限定的であると述べた。どちらの結果であっても、Terniumはすでにメキシコ国内で先進的な鋼材生産を行っており、特に自動車産業向けの高度な鋼材を提供している。この生産活動は、以前はアジアからの輸入に頼っていた分野を国内で補うものであり、メキシコ経済にとって重要な役割を果たしている。
環境への配慮と今後の見通し
Terniumは製造プロセスの脱炭素化にも取り組んでおり、持続可能な開発を目指している。同社は、2024年第4四半期以降に利益率が回復し、2025年にはさらなる成長を見込んでいる。これは、製品価格の上昇と生産コストの低下に支えられており、同社の戦略的な投資が功を奏している。

会員でない方は会員登録してください。



Comments