
メキシコの大手企業Fomento Económico Mexicano(FEMSA)は、健康事業の拡大に向けた課題に直面している。FEMSAは、Oxxo店舗の運営だけでなく、メキシコ、チリ、エクアドル、コロンビアで複数の薬局チェーンを展開している。特にメキシコ市場では、Farmacias del AhorroやFarmacias Benavidesなどの競合他社との激しい競争に直面している。
2024年、メキシコの薬局市場は138億6000万ドルに達すると予測され、年平均成長率は4.1%で2029年には169億4000万ドルに達する見込みである。メキシコ市場の競争の激化に伴い、FEMSAは市場でのポジションを維持するために戦略的な調整を行う必要がある。
FEMSAの健康事業は、メキシコのほかにチリ、コロンビア、エクアドルで展開されており、これらの市場での成長も目指している。しかし、2023年4月から6月にかけて、健康事業の売上高は前年同期比で0.4%減少し、1兆8894億ペソとなった。特にエクアドルとメキシコでの売上減少が目立ち、エクアドルでは12.5%、メキシコでは5%の減少が報告されている。
一方で、チリでは売上が5.9%増加し、同国のFarmacias Cruz VerdeやMaicaoなどのチェーンが好調である。コロンビアでも、Farmacias Cruz VerdeとMedicarteが18.3%の成長を記録している。
FEMSAは引き続き新規店舗の開設を進めており、最新の報告によれば、健康事業の店舗数は合計で4496店に達した。この成長は特にコロンビアで顕著であり、12%の増加が見られた。メキシコでは5.1%、チリでは3.8%、エクアドルでは1.8%の増加であった。
FEMSAのアナリストは、同社がさらなる成長を目指すためには、既存のOxxo店舗と薬局の近接性を活用する戦略や、小規模な競合他社の買収による市場シェアの拡大が必要であると指摘している。今後の動向として、FEMSAがどのようにして競争の激しいメキシコ市場での地位を強化し、他の南米市場での成長を維持するかが注目される。

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