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ガス業者がCDMXと周辺でストライキ—価格規制と不正取引問題に抗議
メキシコ国内のLPガス(Gas Licuado de Petróleo)業界が、政府の価格規制に対する抗議としてCDMXとZona Metropolitanaでの販売を一時停止した。業界団体であるGremio Gasero Nacionalによれば、現在の価格設定では十分な利益を確保できず、事業継続が困難な状況にあるという。
さらに、業界団体は「huachigas」(不正ガス販売)の撲滅を求めており、政府による抜本的な対策を訴えている。これにより、メキシコシティとその周辺地域でガス供給の不足が発生する可能性があり、市民生活への影響が懸念される。
ガス業界の主張—価格規制と利益圧迫
Gremio Gasero NacionalのスポークスマンであるAdrián Rodríguezは、現在のLPガス価格規制について「配達業者や小規模事業者が利益を確保できない状況にある」と述べた。これは、政府がガスの「tarifa de distribución」(配送料金)を引き下げたことが主な要因とされる。
業界団体の主張によれば、2024年10月以降、価格調整が不十分であり、配送料や維持費の増加に対応できていないという。具体的には、Comisión Reguladora de Energía(CRE, エネルギー規制委員会)が算定する料金が50%削減されたことで、事業者の経営が厳しくなった。
また、ガス業界は政府に対し、2024年以前の価格設定に戻すことを求めている。つまり、1kgあたり6.50ペソの利益を確保できる水準に戻すことで、安定した供給が可能になるという主張だ。
「huachigas」の影響—不正取引が業界を圧迫
ガス業界がもう一つの重要な問題として訴えているのが、「huachigas」(違法ガス販売)の問題だ。huachigasとは、組織犯罪グループが盗難ガスを販売する違法市場を指す。業界団体によれば、この違法取引が正規のガス販売業者の利益を大きく奪っているという。
huachigasの影響
- 違法市場の拡大により、正規の業者が価格競争で不利になる
- 安全性が確保されていないガスが流通し、爆発事故などのリスクが増大
- 税収の減少により、政府のエネルギー政策にも影響
業界団体は政府に対し、「この問題を放置すれば、今後さらにガス供給が不安定になる」と警告している。
ガス販売停止による影響—CDMX市民の生活に打撃か
今回のストライキにより、CDMXと周辺地域ではLPガスの供給が一時的にストップする可能性がある。特に影響を受けるのは、ガスを主な燃料とする家庭や飲食業界である。
影響を受ける可能性のある分野
- 家庭:料理や給湯にLPガスを使用する家庭では、不便が生じる
- 飲食業界:レストランや屋台の営業に支障をきたす可能性がある
- 商業施設:ホテルや病院などの施設でも影響が懸念される
ガス業界は「政府が適切な対応を行わない限り、ストライキを継続する」としており、供給不足が長引く可能性もある。

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