
AMLOが国家警備隊の軍事化法案を承認と発表
2024年9月27日、Andrés Manuel López Obrador大統領(AMLO)は、「mañanera」(朝の記者会見)で国家警備隊(Guardia Nacional)を国防省(Sedena, Secretaría de la Defensa Nacional)の管理下に組み込む法案が、州議会の承認を受けたと発表した。この憲法改正法案は、連邦議会(Cámara de Diputados y Senadores)で可決された後、州議会での承認が必要であったが、21の州で可決され、必要な条件を満たした。
州議会での承認とその背景
この法案は、治安対策強化と国家警備隊の効率的な運用を目指すものである。国家警備隊はもともと文民統制を受けていたが、治安の安定化を図るため、国防省の管理下に移行することが決定された。
警察改革と治安維持への期待
AMLO大統領は、国家警備隊が市民から高い支持を得ており、軍事化による運用効率向上を期待していると述べた。警察の腐敗や治安維持力の低下を防ぐため、軍事的な管理体制への移行が必要であるとし、以前のPolicía Federal(連邦警察)の問題を繰り返さないよう強調した。
国民の支持と今後の展開
国民からの治安機関に対する支持率では、国家警備隊は77.2%、海軍(Marina)が86.7%、陸軍(Ejército)が84.3%と高い評価を得ている。一方、警察の汚職に対する見解も国家警備隊が30.6%、陸軍が25.5%、海軍が19.8%と比較的低い。国家警備隊の法案が施行されることで、治安維持力のさらなる向上が期待される
憲法改正と人権問題
この憲法改正により、国家警備隊の文民性が失われることに懸念を示す声も一部ある。人権団体などは、軍事化による人権侵害のリスクに注意を喚起しているが、AMLO大統領は国家警備隊が権力濫用や人権侵害に関与していないとし、その正当性を主張した。
AMLOの最後の大統領任期と今後の見通し
この法案の発表は、AMLO大統領の最後の任期に行われ、彼自身も「5年間の努力が無駄にならない」と安心していると述べた。法案の発効は彼の任期最終日である10月1日または2日に予定されている。

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