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メキシコのインフレが3.59%に減速|Banxicoの利下げに余地

Mexican market scene
Mexican market scene

メキシコのインフレ率が3.59%に減速|目標範囲内へ


2025年1月のメキシコのインフレ率は3.59%に減速し、Banco de México(Banxico/メキシコ銀行)の目標範囲内に収まった。この結果は市場予測を若干下回り、金融政策のさらなる緩和の可能性を示唆している

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インフレ率の推移と市場予測


Instituto Nacional de Estadística y Geografía(Inegi/国立統計地理情報院)の発表によると、2025年1月のÍndice Nacional de Precios al Consumidor(INPC/全国消費者物価指数)の月間変動率は0.29%で、年間インフレ率は3.59%となった。これは2021年3月以来4%を上回っていたインフレ率が目標範囲内に戻ったことを意味する

市場では1月のインフレ率が3.61%に達すると予測されていたが、実際の結果はわずかに低かった。これにより、Banxicoの金融政策の余地が広がる可能性がある

Banxicoの金融政策と金利動向


1月のインフレ率の鈍化を受けて、Banxicoは2月の会合で政策金利を9.50%に引き下げた。これは50ベーシスポイントの利下げであり、2024年後半から続く金融緩和の一環として実施された

BanxicoのVictoria Rodríguez Ceja総裁は、「今後もインフレ環境が安定すれば、さらなる利下げが可能」と述べており、市場は次回の会合でも同規模の利下げが行われる可能性があると見ている。しかし、Donald Trump米大統領の就任後の経済政策の影響や、為替市場の動向が不透明要因として残る

mexican peso currency by trump
Banxico、トランプの影響下で50bpの利下げを検討

インフレの内訳|食品価格の下落が寄与


2025年1月のインフレ減速には、特に非コアインフレ(inflación no subyacente)の低下が影響を与えた。非コアインフレ率は前年同月の5.95%から3.34%へ大幅に低下しており、以下の要因が関係している。

  1. 食品価格の下落
    • 農産物価格の変動が小さくなり、果物・野菜の価格は7.73%下落した。
    • これにより、食品全体の価格上昇率はわずか0.56%に抑えられた
  2. エネルギー価格の安定
    • 政府が管理する**エネルギー価格と公共料金のインフレ率は5.33%**に留まった。

一方、基礎インフレ率(inflación subyacente)は3.66%に微増し、特にサービス価格の上昇(4.69%)と、工業製品の価格上昇(2.74%)が影響した。

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生産者物価の上昇|為替と原油価格の影響


一方で、生産者向けのインフレ率は上昇し、メキシコ国内の企業に影響を及ぼしている。Inegiのデータによると、Índice Nacional de Precios al Productor(INPP/全国生産者物価指数)は年間7.86%の上昇を記録し、2022年以来の高水準となった。

この背景には以下の要因がある。

  1. 原油価格の上昇
    • エネルギー価格の上昇が製造業や物流コストに波及し、特に工業製品の価格が上昇した。
  2. ペソの下落
    • ペソ安の影響で輸入コストが増大し、原材料の仕入れ価格が上昇。

生産者物価の上昇は今後の消費者物価にも影響を与える可能性があり、今後の動向に注意が必要である

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