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Infonavit改革:賃貸制度と住宅ローンの新ルール
メキシコの労働者向け住宅融資制度を運営するInstituto del Fondo Nacional de la Vivienda para los Trabajadores(Infonavit、全国労働者住宅基金機構)の改革が2025年に実施される。本改革では、賃貸制度の導入や住宅ローンの新しい基準が設けられ、労働者の住宅取得手段が広がることとなった。
Infonavitによる賃貸制度の導入
新たな制度として、Infonavitが管理する賃貸住宅制度が導入される。労働者は、少なくとも1年間の連続したInfonavitへの積立期間があれば、同機構が提供する住宅を賃貸できるようになる。
さらに、賃貸契約時には、労働者の**subcuenta de vivienda(住宅積立口座)**を保証として利用することが可能になり、未払いが発生した場合には、その積立金から差し引かれる仕組みとなる。
- 賃貸料は労働者の給与の30%を超えてはならない
- Infonavitから賃貸している住宅は、後に購入することが可能
- 住宅積立口座の残高を賃貸の保証として活用可能
これにより、従来の住宅ローンを利用しなくても、労働者が住居を確保しやすくなる。
住宅ローン完済後の手続きの簡素化
Infonavitの新制度では、住宅ローンを完済した際の手続きが簡素化される。従来は住宅ローン完済後に不動産登記の抹消手続きを行う必要があったが、新法の下では、Infonavitが自動的に法的な手続きを行い、抵当権の解除を登録することが義務付けられる。
さらに、
- 労働者は無料で登録証明書の写しを受け取る権利を持つ
- Infonavitはこれらの手続きに関する税金や手数料を免除される
この改正により、住宅ローン完済後の負担が軽減される。
土地購入の新基準とジェンダー平等の視点
2020年のInfonavit改革では、住宅用地の購入に対する融資が新たに導入された。2025年の改正では、この制度に以下のような追加基準が設けられる。
- 最低10年間の勤務記録がある労働者が優先される
- 女性労働者や低所得者に対する支援強化
この新制度により、より多くの労働者が住宅建設のための土地を購入しやすくなる。
年金受給者の住宅ローン返済義務
新たな法律では、労働者が年金を受給するようになった後でも、住宅ローンの返済義務が継続することが明確化された。
- 障害や病気による年金受給者であっても、ローン返済は免除されない
- ただし、労働能力を完全に失った場合(50%以上の永久障害または完全な無能力)には、2年間の返済猶予が与えられる
この変更により、年金受給者であっても、住宅ローンの返済計画を立てる必要がある。

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