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Jared Kushnerの現在地:T-MEC交渉後の動向
Jared Kushnerは、Donald Trump政権下でT-MEC(Tratado entre México, Estados Unidos y Canadá:米国・メキシコ・カナダ協定)の交渉において重要な役割を果たした。しかし、Trumpの大統領選敗北後、彼は政治の舞台から退き、投資家としての活動に注力している。現在、KushnerはAffinity Partnersというプライベート・エクイティ・ファンドを運営し、中東を中心に多額の資金を調達している。
メディア「El Financiero」によれば、KushnerのAffinity Partnersは、サウジアラビアの政府系ファンドから20億ドルの投資を受けたほか、カタールやアブダビの投資家とも資金調達を進めている。政治の世界から一線を退いた彼だが、その影響力は依然として強い。
T-MEC交渉におけるJared Kushnerの役割
Jared KushnerはTrumpの義理の息子としてだけでなく、政権内で外交交渉を担当する高官として活躍した。特に2018年のT-MEC交渉では、メキシコとの外交関係を維持し、合意に至るまでの調整役を務めた。
当時の交渉では、自動車産業のルールや労働基準の改定など、米国とメキシコの間で多くの対立点があった。しかし、Kushnerはメキシコ政府と直接交渉を行い、最終的にT-MECの締結に貢献した。この功績が認められ、2018年にはメキシコ政府から「Águila Azteca(アギラ・アステカ勲章)」を授与されている。
T-MECは、NAFTA(北米自由貿易協定)に代わる新たな貿易協定として発効し、メキシコ経済にも大きな影響を与えている。Kushnerの役割は、米国とメキシコの関係強化において欠かせないものであった。
Kushnerの現在:投資と国際ビジネス
2020年の米大統領選でTrumpが敗北した後、Jared Kushnerは政治の場から距離を置き、投資家としての道を歩み始めた。彼が設立したAffinity Partnersは、主に中東からの資金を集め、新興市場への投資を進めている。
Affinity Partnersの投資先には、アメリカやイスラエルの企業が含まれ、インド、アフリカ、中東、アジアなどで事業を展開する企業に資金を提供している。特にサウジアラビアの政府系ファンドから20億ドルの投資を受けたことは、Kushnerの国際的な影響力を示すものといえる。
さらに、Kushnerは不動産開発にも関与している。最近では、セルビアの首都ベオグラードで高級ホテルの開発プロジェクトを進めており、この事業にはアブダビの投資家も関与しているという。
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政治から距離を置きながらも続く影響力
Jared Kushnerは現在、公式には政治から退いているものの、その影響力は依然として強い。彼の投資先や提携企業には中東の政府系ファンドが多く、米国の外交政策にも間接的に関与している可能性が指摘されている。
メディア「The Times」によれば、KushnerのAffinity Partnersは、中東諸国の資金を活用することで、アメリカの外交や経済に影響を及ぼしていると報じられている。また、彼の企業活動が、今後の米国政界や国際関係にどのような影響をもたらすかについても注目されている。
政治の世界から退いたとはいえ、Kushnerの名前が消えることはない。投資家としての活動を通じて、今後も国際的な影響力を持ち続けることは間違いないだろう。

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