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メキシコ移民の賃金と学歴、平均年収25,570ドルの現実

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メキシコ移民の賃金格差、学歴が重要な要因に


2023年、アメリカ合衆国で働くメキシコ出身の移民の平均年収は25,570ドルであり、他国のラテンアメリカ移民と比べて低い水準にある。主な原因として、学歴の差が挙げられる。

「Anuario de Migración y Remesas México 2024」(メキシコ移民と送金年報)によれば、メキシコ出身者の中で学士号以上を持つ割合は男性が9.5%、女性が12.9%にとどまる。一方、ベネズエラ出身者の54%、コロンビア出身者の40%が大学教育を受けている。

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賃金と学歴の差が生む移民の職業の違い


学歴の差は、就業する産業にも影響している。メキシコ、グアテマラ、ホンジュラス出身の移民は主に建設業に従事しているのに対し、ベネズエラやコロンビア出身の移民は専門職や管理職に就いている。この背景には、教育の質や移民の選抜性がある。

たとえば、ベネズエラでは経済危機により、高度な学歴を持つ人々が国外に移住せざるを得ない状況が続いている。一方で、メキシコ出身者の場合、低所得層の移民が多く、学歴が比較的低いことが特徴である。

メキシコ国内での学歴と移民動向の関係


Carlos Serrano(BBVA México首席エコノミスト)は、メキシコ国内では大学卒業者の就職機会が比較的多いため、高学歴者が国外に移住する動機が少ないと述べている。また、教育を受けた人々は国内で安定した職を得やすく、移民として海外に出る必要性が低い。

Sofía Ramírez(México, ¿cómo vamos? ディレクター)は、移民は「生活基盤を確保するための選択」であり、特に必要に迫られた層が多いと指摘している。つまり、移民は教育レベルに基づいて選択的に行われているのではなく、生活必需品を求めた結果といえる。

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他国移民との比較と将来の課題


同年報によると、アメリカでのメキシコ移民の年収はグアテマラ(約23,000ドル)、ホンジュラス(約22,000ドル)よりは高いが、ドミニカ共和国(34,323ドル)やハイチ(34,323ドル)には及ばない。ハイチ人移民は教育やスキルによって医療や教育分野での雇用が多く、賃金格差が顕著になっている。

さらに、移民の送金(Remesas)は、移民が得る収入やドルとペソの為替相場にも影響を受ける。Gabriela Siller(Banco Baseエコノミックディレクター)は、送金額が為替変動に応じて増減することを指摘し、送金が単なる収入の反映ではないことを示している。

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