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メキシコの自動車輸出が2024年に過去最高を記録
2024年、メキシコは自動車輸出台数で歴史的な成果を達成し、前年から5.4%増加した347万9,086台を記録した。この成功は、アメリカ合衆国を中心とする主要市場での需要増加によるものとされる。
2024年の自動車輸出:記録的な成果と輸出先
全国統計地理情報院(Instituto Nacional de Estadística y Geografía, INEGI)のデータによると、メキシコの自動車輸出台数は前年より17万8,210台増加し、過去最高の347万9,086台に達した。特にアメリカ合衆国は輸出先の79.7%を占め、277万1,287台が輸出された。また、次いでカナダ(8.5%)、ドイツ(3.6%)、ブラジル(1.2%)、コロンビア(0.9%)が主要な輸出先となっている。
これらのデータは、メキシコが北米自由貿易協定(USMCA)の枠組み内で重要な役割を果たし続けていることを示している。特に、アメリカ合衆国への輸出の増加は、メキシコ国内の生産能力と国際市場への対応力を反映している。
生産の記録更新とメーカー別輸出台数ランキング
2024年のメキシコにおける自動車生産台数は、過去最高の398万9,403台に達し、2017年の記録を上回った。このうち、87%が輸出市場向けに生産されている。
メーカー別の輸出台数ランキングでは、General Motorsがトップで83万820台を輸出。次いでNissan(45万6,866台)、Ford(37万9,849台)、Stellantis(35万3,307台)、Volkswagen(32万6,217台)が続いている。また、Hondaは前年より50%増加した23万2,433台を輸出し、注目を集めている。
Guanajuato州やSan Luis Potosí州をはじめとする主要な生産拠点が、これらの成果に大きく貢献している。
部品産業と電動車両の成長
メキシコの自動車部品産業も好調であり、全国自動車部品工業会(Industria Nacional de Autopartes, INA)のデータによれば、2024年の部品生産額は1,255億ドルに達する見込みである。このうち87%はアメリカ合衆国を中心に輸出されており、部品産業がメキシコ経済において重要な役割を果たしている。
また、電動車両の生産も急成長している。2024年には電動車両の生産が前年比30%以上増加し、10万台を超えると予測されている。FordのMustang Mach EやChevroletのBlazer EVなどのモデルがこの分野をけん引している。
メキシコ自動車産業の今後の展望
2024年に顕著な成長を遂げたメキシコの自動車産業は、引き続き国際市場で重要な役割を果たすと見られている。ニアショアリング(地理的に近い国への生産移管)の動きや電動車両市場の拡大が、今後の成長をさらに後押しする見込みである。
また、メキシコ政府はUSMCAの枠組み内での競争力を維持しつつ、持続可能な生産と環境配慮型の取り組みを強化することを目指している。これにより、メキシコは引き続き国際自動車市場の重要なプレーヤーとしての地位を確立するだろう。

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