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Oaxaca州、工業成長率15.9%で全国1位に!
Oaxaca州の工業生産が2024年11月に前年比15.9%増加し、全国で最も高い成長率を記録した。観光・建設・インフラ投資が主な要因であり、特にCorredor Interoceánico del Istmo de Tehuantepec(テワンテペク地峡横断回廊)の進展が影響している。
建設業の拡大と観光業の発展が経済成長を後押し
Oaxaca州の建設業は、民間開発による中間所得層向け住宅建設の増加により拡大を続けている。特に、Oaxaca de Juárez市や周辺の都市では、新たな住宅プロジェクトが急増している。José María Villalobos(ホセ・マリア・ビジャロボス)元経済学会会長によると、米国からの退職者が増え、家賃の上昇を促しているという。
さらに、州南部の海岸地域では、Puerto Escondido(プエルト・エスコンディード)空港の拡張工事が進行中であり、新規ホテルの建設も増加している。この開発により、観光インフラが充実し、さらなる経済成長が見込まれる。
インフラ整備と交通の発展が産業活動を促進
Oaxaca州の工業成長には、交通インフラの改善も寄与している。Mitla-Tehuantepec(ミトラ-テワンテペク)およびBarranca Larga-Ventanilla(バランカ・ラルガ-ベンタニージャ)高速道路の開通は、州内の物流を大幅に向上させた。特に、Hurricane Otis(ハリケーン・オーティス)の影響を受けたAcapulco(アカプルコ)と比較すると、Oaxaca州は新たな観光・ビジネスの拠点として注目されている。
加えて、Corredor Interoceánico del Istmo de Tehuantepec(テワンテペク地峡横断回廊)の開発は、工業成長の重要な柱となっている。しかしながら、政府主導のこのプロジェクトは資本集約型であり、地元での雇用創出には直結していない点が課題とされる。
エネルギー分野の停滞と製造業の不足が課題
Oaxaca州は、風力エネルギー開発のポテンシャルを持ちながらも、投資の進捗が遅れている。これにより、産業全体の持続可能性に懸念が生じている。また、新たな製造業の誘致が進んでおらず、経済の多様化が十分に実現されていない点も問題視されている。
全国の工業成長ランキングと低迷州の状況
Oaxaca州に続き、Guerrero州(成長率15.1%)、Baja California Sur州(14.4%)、Durango州(13.2%)が工業生産の成長率で上位にランクインした。一方で、Tabasco州(-9.9%)、Campeche州(-15.8%)、Quintana Roo州(-61.2%)は大幅な減少を記録した。特にQuintana Roo州の急落は、Tren Maya(トレン・マヤ)建設の終了による影響が大きいと考えられる。
Oaxaca州は今後もインフラ整備と観光産業の発展を軸に成長が期待されるが、製造業の多様化や持続可能なエネルギー政策の強化が求められている。

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