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Tabasco州元治安長官チョベス逮捕 権力乱用と性的暴行疑惑

メキシコ治安悪化 Tabasco州元治安長官チョベス拘束
写真引用元: El financiero

Tabasco州元治安長官チョベス、Colima州で拘束


Víctor Hugo Chávez Martínezが2025年7月30日、Colima州で逮捕され、権力乱用と性的暴行の罪で起訴され、Guadalajaraの第V軍管区の軍刑務所に収監された。

   

権力乱用と暴行疑惑で刑事訴追


メキシコの内務治安を統括するSecretaría de Seguridad y Protección Ciudadana(治安・市民保護省、SSPC)は、Tabasco州で2024年から2025年にかけて治安を統括したVíctor Hugo Chávez Martínezが、権力乱用および性的暴行の罪に問われていることを発表した。地元メディア「El Heraldo de Tabasco」によれば、検察当局は「被害者の証言および物証に基づき、重大な人権侵害が認められる」としている。裁判所は本件について、調査期間として3か月間の補充捜査を認め、刑事事件番号1034/2025として審理を進めている。現在、チョベス元長官には刑事上の予防的拘留が科されている。

Tabasco州治安当局の変遷と背景


チョベス氏は、2024年2月に当時のCarlos Manuel Merino Campos知事代行によってTabasco州のSecretaría de Seguridad y Protección Ciudadanaの長官に任命された。これは、前任のHernán Bermúdezが治安悪化を理由に辞任した直後であった。Bermúdezは2019年12月から2024年1月まで州の治安を担当したが、2024年1月にVillahermosaでの大規模な道路封鎖や暴力事件が頻発した責任を取って辞任した。その後、彼自身も「La Barredora」と呼ばれる犯罪組織との関与が疑われ、現在は逮捕状が出されている。

こうした経緯から、Tabasco州の治安当局は2024年以降、相次ぐ不祥事と人事の混乱に見舞われてきた。今回のチョベス逮捕は、州の治安機関に対する国民の信頼をさらに揺るがす事態となっている。

軍歴35年の経歴と脅迫による辞任


Víctor Hugo Chávez Martínezは、陸軍で35年以上にわたり勤務した軍歴を持ち、将官として特殊部隊、警察部隊、軍事情報機関での経験を積んできた。地元紙「Diario de Colima」によると、彼は2024年10月に新知事Javier Mayによって治安長官として再任され、組織再建を担う役割を与えられた。しかし、2025年2月15日に突如辞任。報道によれば、辞任直前、Tabasco州各地で殺害された遺体と共に「チョベスを排除せよ」と書かれた脅迫メッセージが複数見つかっており、これは犯罪組織からの直接的な警告であったとされる。

その後、2025年4月にColima州のGuardia Nacional(国家警備隊)州調整官に就任したが、わずか2か月後の6月1日に解任された。SSPCの発表によれば、同月11日にはGuadalajaraの第V軍管区にあるGrupo de Militares Procesados y Sentenciadosに移送され、軍の監督下で勾留が始まった。

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今後の司法手続きと治安への影響


現在の審理では、3か月間の補充調査期間が設定されており、被害者や関係者の証言収集、証拠検証が続けられる。判決は年内に下される可能性が高いとみられている。専門家の分析によれば、今回の事件はTabasco州だけでなくColima州やJalisco州における治安対策全体に影響を及ぼす恐れがある。

また、メキシコの治安政策を管轄するSSPCは、州治安当局と連携しながら、内部統制の強化と不正防止策を進める必要性を改めて強調している。特に、軍経験を持つ幹部の任命が相次ぐ中、その人物の過去の経歴や組織犯罪との関係性を徹底的に精査することが今後の課題となる。

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