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海運業界の提案がシェインバウム政権に提示される
2024年、メキシコの貿易量は増加傾向にあり、港湾のキャパシティを超えるほどのコンテナ取扱量が課題となっている。「Asociación Mexicana de Agentes Navieros(メキシコ船舶代理店協会、Amanac)」は、Claudia Sheinbaum大統領に対し、港湾インフラを改善し貿易効率を高めるための提案をまとめている。Amanacは、国内の港湾の輸出入の効率化と設備改善を目指し、民間企業と政府が連携する取り組みを強化する方針である。
貿易増加と港湾インフラの課題
2024年1月から8月の間、メキシコ国内でのコンテナ輸送量は約15%増加している。この急速な増加により、港湾の能力を超えた貨物が処理され、物流の停滞が起こっている。特にManzanillo港は14%の取扱量増加でキャパシティを超えており、すでに逼迫している。同港の隣接エリアであるCuyutlán港での拡張プロジェクトも進行しているが、対応は急を要する。
Lázaro Cárdenas港の役割と課題
Manzanillo港以外にも、Lázaro Cárdenas港が更なる貨物を受け入れ可能であるが、高いコンテナのトランスシップメント(積み替え)による負担が課題となっている。このため、効率的な荷物の取り扱いと港湾インフラの改善が求められている。
シェインバウム政権の取り組み
Claudia Sheinbaum大統領は、Salina CruzやGuaymas、Chiapas、Progreso、Altamiraといった戦略的な港湾の開発に関心を寄せている。AmanacとConcamin(工業会議所全国評議会)は、民間と政府の連携を強化し、港湾の物流を最適化するための提案書を大統領に提出する計画である。これにより、効率的な物流システムの構築と安全な貿易環境の整備が期待されている。
インフラ改善と安全性の確保
提案書では、物理的な港湾拡張だけでなく、先進技術の導入、港湾でのセキュリティの向上、効率的な物流フローの確立などが検討されている。メキシコの海運業界は、これらの改善により、港湾の取り扱い能力を増やし、貨物輸送の効率化と安全性の向上を目指す。
港湾データと今後の展望
「Coordinación General de Puertos y Marina Mercante(港湾海運総合調整局、CGPMM)」のデータによると、2024年1月から8月の間、メキシコの港湾では1億8520万トンの貨物が取り扱われ、前年同期比で5.4%増加している。コンテナ取扱量は14.8%増の620万TEU(20フィートコンテナ換算)に達している。
AmanacとConcaminは、新政権が港湾インフラの強化と貿易促進に向けた取り組みをサポートすることを期待している。

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