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シェインバウム政権、債務増加の課題

Fitch Ratingsは、メキシコの次期大統領クラウディア・シェインバウムが直面する最大の課題として、増加する公的債務を挙げた。メキシコの公的債務は2024年の前半に国内総生産(PIB)比で51%を超える見込みであり、シェインバウム政権にとって財政の安定化が重要な課題となる。

Fitchは、シェインバウム政権が掲げる財政赤字の削減目標が実現可能かどうか、そしてこの目標がメキシコの信用格付けにどのような影響を与えるかが注目されるとしている。同政権は、2025年までに財政赤字を3.5%にまで削減する計画を発表しているが、これは現行の5.9%からの大幅な引き下げとなる。しかし、政府の主要インフラプロジェクトであるトレン・マヤやコリドール・インテロセアニコ(Corredor Interoceánico)などの終了に伴う財政負担が、目標達成の障害となる可能性がある。

さらに、メキシコ国営石油会社ペメックス(Petróleos Mexicanos, Pemex)の財務状況も依然として厳しく、政府からの支援が必要不可欠であると指摘されている。Fitchは、メキシコのガバナンス指標が引き続き弱いため、これが信用格付けを制限しているとし、シェインバウム政権の改革がどの程度効果を発揮するかが今後の焦点になると述べた。

また、Fitchは、米国の2024年大統領選挙がメキシコ経済に与える影響についても警戒している。米国との経済的な連携が密接であるメキシコにとって、選挙結果による政策変動がリスク要因となる可能性がある。

一方で、Fitchは、メキシコ国内で進行中の企業のリロケーションやニアショアリング(nearshoring)の動きが、中期的にはメキシコの経済成長を押し上げる要因になる可能性があると指摘している。これにより、外資の増加と産業基盤の強化が期待されるが、シェインバウム政権がこれをどのように活用するかが鍵となる。

シェインバウム次期大統領は、特に内政面での課題が多く、治安対策でも強硬路線を取ることが予想されている。彼女がシウダ・デ・メヒコ市長として展開した犯罪組織への取り締まりは、全国規模での安全保障政策に影響を与える可能性がある。

Fitchは、シェインバウム政権が掲げる政策の実行可能性と、その影響を慎重に見極める必要があると結論付けた。

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