
メキシコのSenado de la República(共和国議会)は、2025年1月30日、Poder Judicial(司法権)の選挙候補者を選定するための「tómbola」(くじ引き)を実施した。
この措置は、Tribunal Electoral del Poder Judicial de la Federación(連邦選挙裁判所、TEPJF)の指示に基づくものである。
背景:司法改革と選考プロセスの変更
メキシコでは、2025年6月1日に初めてPoder Judicialの全ての裁判官を国民の投票で選出することが憲法で定められた。
この改革に伴い、候補者の選定プロセスが注目されていた。当初、Comité de Evaluación Judicial(司法評価委員会)が候補者の適格性を評価する予定であったが、委員全員が辞任し、Senadoがくじ引きで候補者を選ぶこととなった。
くじ引きの実施方法と手順
SenadoのMesa Directiva(議会指導部)がくじ引きを主導し、各候補者に割り当てられた番号が記載された球体をtómbolaに投入した。tómbolaを一定時間回転させた後、Mesa Directivaのメンバーが球体を一つずつ取り出し、選ばれた候補者を決定した。
このプロセスは、Canal del Congreso(議会チャンネル)を通じて生中継された。
選考結果と今後の手続き
くじ引きの結果、選ばれた候補者のリストは、性別の平等と専門分野に基づいて構成された。このリストは、Diario Oficial de la Federación(連邦官報)に掲載され、最終的にInstituto Nacional Electoral(国立選挙機関、INE)に提出される。
INEは、2025年6月1日に予定されている選挙の準備を進める。

論争と批判
このくじ引きによる候補者選定方法は、司法の独立性や公平性に対する懸念から、一部で批判を受けている。特に、Comité de Evaluación Judicialの辞任や、TEPJFの決定に対する議論が続いている。
しかし、政府関係者は、このプロセスが透明性と公平性を確保するものであると主張している。
今回のくじ引きによる候補者選定は、メキシコの司法制度改革の一環として注目されている。今後の選挙プロセスとその結果が、国民の司法に対する信頼にどのように影響するかが注目される。

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