
メキシコにおいて、トヨタの最も売れているモデルは、一般的に知られているプリウスやカローラではなく、ピックアップトラックの「Hilux」である。2024年1月から7月にかけて、トヨタはメキシコ市場で13,735台のHiluxを販売し、前年同期比で41%の増加を記録した。この成長は、労働用途やレクリエーション活動向けの頑丈な車両に対する需要の高まりによるものとされる。
メキシコのピックアップ市場は、日本および米国のメーカーによって主導されており、Nissan、Toyota、Mitsubishiが主要な競合となっている。特にHiluxは、その耐久性が高く評価されており、英国の自動車番組「Top Gear」において極限のテストを受けたことでも知られている。このテストでは、Hiluxは火災や建物からの落下などの過酷な状況に耐え、依然として動作可能であった。
2024年のメキシコ市場では、ピックアップの販売が前年同期比で10%増加しており、中国メーカーを含む新たな競合が参入している。BYDやGWMなどの新興メーカーも市場に興味を示し、MazdaやMGも近くピックアップモデルを発売予定である。しかし、ToyotaはHiluxやTacomaの品質と安全性への信頼を強調し、競争激化の中でも市場での地位を維持するとしている。Toyotaの製品スペシャリストであるFernando Aguirreは、競争は激しいが、品質と多用途性、そしてハイブリッドオプションの追加が、Toyotaを強力なポジションに留める要因であると述べている。
また、メキシコ自動車販売協会(AMDA)のデータによれば、2024年に入ってからピックアップトラックの販売が10%増加しており、特にHiluxの販売台数が大きく寄与している。中国勢の新たな参入者が価格競争を仕掛けているものの、Toyotaは引き続きメキシコ市場での強みを維持する戦略を取っている。

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