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トランプ大統領、メキシコ・カナダに25%関税計画を発表
2025年1月、米国大統領トランプ氏は、メキシコとカナダからの輸入品に25%の関税を課す計画を発表しました。トランプ氏は、これが北米自由貿易協定(T-MEC)の再交渉を早めるためではなく、主に移民問題とフェンタニルの流入を防ぐための措置であると説明しました。
トランプ大統領は、2024年にフェンタニル中毒で約30万人が命を落としたと指摘し、メキシコとカナダが麻薬密輸と移民流入を防ぐ努力を怠っていると批判しました。これにより、2月1日から両国に25%の関税を課す方針を打ち出しました。
移民とフェンタニル問題に焦点を当てるトランプ政策
トランプ大統領は、メキシコとカナダからの移民流入を「数百万人」と表現し、「本来は止めるべき人々が米国に入り続けている」と述べました。彼はまた、フェンタニルがメキシコとカナダを経由して米国に密輸されていることが、米国の健康危機を招いていると強調しました。
特にフェンタニル問題について、トランプ氏は以前、中国のXi Jinping国家主席と協議したことを挙げ、中国側が麻薬密売人に死刑を科す方針を約束したと主張しました。しかし、この取り組みが後継のBiden政権で実行されなかったことを批判し、「もし死刑が適用されていれば、現在の問題は防げたはずだ」と述べました。
シェインバウム大統領の冷静な対応呼びかけ
メキシコのシェインバウム大統領は、トランプ大統領の関税方針と執行命令に対し、「冷静な対応を求める」と述べました。また、米国がメキシコの犯罪組織をテロリストに指定したことについては、「メキシコの主権を守る」と表明しました。
シェインバウム大統領は、「私たちはこれまでもこうした困難に立ち向かってきた。今回も協力と交渉を通じて解決を目指す」と述べ、対話を重視する姿勢を示しました。
関税政策がもたらす経済への影響
トランプ政権の関税計画は、メキシコとカナダの経済にも大きな影響を及ぼすと予想されています。25%の関税は、特に自動車産業や農業分野で輸出の減少を招く可能性があります。また、米国国内でも関税の影響が物価上昇を通じて消費者に及ぶ可能性があり、両国間の経済関係に緊張をもたらすとされています。
メキシコでは、自動車業界を中心に輸出産業の収益減少が懸念されており、政府は輸出多様化と国内市場の強化を模索しています。

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