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ブラジル、メキシコ市場の完全開放要求

ブラジルは、メキシコ市場への肉の輸出に関して、現行の一時的な許可から恒久的な開放を求めている。これまでの輸出は年間30万トンの鶏肉や大統領令による一時的な措置に依存していたが、ブラジル政府は安定した輸出のための恒久的な枠組みを提案している。

2023年3月、メキシコ政府はブラジル産牛肉の輸入を許可し、34の食肉加工施設が認可された。これは、ブラジルの農業大臣Carlos Fávaroが「歴史的な瞬間」と称したもので、メキシコの食肉市場におけるブラジルの存在感を大きく高めた。これにより、ブラジルの牛肉は新鮮、冷蔵、冷凍の形態で輸入されることが可能となった 。

この合意は、12年間にわたる交渉の成果であり、メキシコ政府がインフレーション対策の一環として食肉の輸入拡大を図った結果である。ブラジル産牛肉の輸入に関しては、サンタカタリナ州を含む15州が認可されている。サンタカタリナ州は、世界動物衛生機構(OMSA)によって口蹄疫の予防接種が不要な地域と認定されている 。

ブラジルは世界最大の牛肉輸出国であり、2023年には2,340万トンを輸出し、そのうち53.3%が中国向けであった。他の主要な輸出先にはアメリカ合衆国とチリが含まれている。

メキシコ政府のこの決定に対しては、国内の生産者から衛生面のリスクが指摘されているものの、ブラジル政府はこれを貿易関係の強化と見なしている。今回の合意は、ブラジルの畜産業の競争力と持続可能性を示すものであり、食糧安全保障の強化にも寄与するものである。

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