
メキシコの大手セメント企業であるCemex(セメックス)は、ドミニカ共和国における事業を950百万ドル(約1兆円)で売却することを発表した。売却先は、ヘッドウォーターズ・インフラストラクチャー・マネジメント(Headwaters Infrastructure Management)である。
Cemexは、今回の売却が財務構造の強化と成長戦略の一環であると説明している。Cemexのフェルナンド・A・ゴンサレス社長は、「この取引は当社の財務基盤を強化し、将来的な成長機会を追求するための重要なステップである」と述べた。
Cemexは、中南米市場におけるプレゼンスを維持しながら、他の地域での投資を拡大する意向を示している。具体的には、北米やヨーロッパ市場での事業拡大を目指している。ゴンサレス社長は、「当社は引き続き中南米市場にコミットしており、今回の売却によって得られる資金を活用して、他の成長市場への投資を強化する」と語った。
Cemexのドミニカ共和国事業は、セメント生産設備や関連するインフラストラクチャーを含んでおり、同地域における主要な建設資材供給者としての役割を果たしていた。売却によってCemexは、総資産の一部を現金化し、債務削減や新規投資に充当する予定である。
また、ヘッドウォーターズ・インフラストラクチャー・マネジメントは、インフラストラクチャー投資に特化した投資ファンドであり、今回の買収によってドミニカ共和国市場での影響力を強化することを目指している。同社のCEOであるジョン・D・スミス氏は、「今回の買収は、我々のポートフォリオを強化し、地域における長期的な成長を支えるものである」とコメントした。
Cemexは、今後もグローバルな成長戦略を推進し、持続可能な建設資材の提供を通じて、世界中のインフラストラクチャー発展に貢献する意向を示している。今回の売却は、その戦略の一環として位置づけられ、同社の財務的な柔軟性を高める重要な一手となる

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