
メキシコ政府への信頼度52%に上昇
メキシコでは、政府への信頼度が52%に達し、1995年以来の最高水準となった。Latinobarómetroの調査結果によると、この上昇は主に与党Morenaの影響によるものとされている。
政府への信頼が過去最高の52%に
Latinobarómetroが2024年に実施した調査によれば、メキシコの政府への信頼度は52%に達し、ラテンアメリカ地域でエルサルバドル(66%)に次ぐ第2位となった。この数値は2018年の16%と比較して大幅に向上しており、1995年以来の最高記録である。
信頼度の向上の背景には、与党であるMorenaが進めてきた政策や政権運営の評価があるとされる。また、地元メディアEl Financieroは、この信頼度の上昇が国民の政府への期待感を反映していると報じている。
信頼度の調査方法
Latinobarómetroのような信頼性の高い調査機関が行う場合、以下のようなアプローチが取られる。
1. 調査対象の選定
- 対象地域: 国全体をカバーするため、都市部と農村部を含むさまざまな地域が選定される。
- 対象者: 調査対象者は、成人(18歳以上)の国民からランダムに選ばれることが多い。
- サンプルサイズ: 信頼性を確保するために、数千人規模のサンプルが設定される。例えば、Latinobarómetroでは通常1,000〜1,200人程度が対象となる。
2. データ収集方法
- アンケート形式: 信頼度調査は、以下のような方法で実施されることが多い。
- 対面インタビュー: 調査員が直接対象者を訪問し、質問を行う。
- 電話インタビュー: 特定の地域や条件で電話を使用して実施。
- オンライン調査: インターネットが普及している地域でのデータ収集に利用されることがある。
3. 質問内容の構成
質問は、政府信頼度に関連する具体的な項目を評価する形式で構成される。例として以下のような質問が挙げられる。
- 「政府が国の主要な問題を解決する能力を持っていると思いますか?」
- 選択肢: 「非常に信頼している」「ある程度信頼している」「全く信頼していない」など
- 「政府が汚職に取り組む努力をしていると感じますか?」
- 選択肢: 「はい」「いいえ」「わからない」
- 「国の将来に対する政府の影響についてどのように考えますか?」
- 選択肢: 「ポジティブ」「ネガティブ」「ニュートラル」など
4. データの収集と分析
- データ集計: 対象者の回答を集計し、政府や他の関連機関に対する信頼度の割合を計算する。
- 分析方法: 地域、年齢、性別、社会経済的背景ごとにデータを分類し、信頼度の傾向を明らかにする。
- 誤差の算出: 統計的手法を用いて、結果の信頼性を確保するための誤差範囲(通常±3%程度)を設定する。
5. 結果の発表
- 調査結果は、報告書やメディアを通じて公開される。
- Latinobarómetroのような国際調査では、ラテンアメリカ全体の比較データとしても提供される。
このように、信頼度調査は科学的かつ統計的な方法に基づいて実施され、国民の意識や意見を客観的に測定する手段として利用されている。
政党への信頼も大幅に増加
今回の調査では、メキシコ政府だけでなく、政党への信頼も増加している。2017年には9%であった信頼度が、2024年には30%に上昇し、メキシコは政党信頼度でウルグアイ(36%)に次ぐ第2位に位置づけられている。
この結果は、主に与党Morenaの支持基盤が強固であることを示している。特に地方選挙や国政選挙において、Morenaが圧倒的な支持を集めていることが背景にあると考えられる。
他の政府機関への信頼状況
政府全体への信頼が向上する一方で、他の政府機関への信頼には差が見られる。以下に主な政府機関の信頼度を示す。
- 連邦議会(Congreso de la Unión):32%
- 司法(Poder Judicial):35%
- 軍(Fuerzas Armadas):52%
- 警察(policía):28%
軍への信頼は高い水準にあるものの、警察への信頼度は依然として低いままである。また、2023年から2024年にかけて、軍と警察への信頼は若干の減少が見られる。
信頼度向上の背景と課題
信頼度の向上は、国民が政治や政府の運営に対して期待を持っていることを示している。しかし、警察や連邦議会への信頼が低いことは、治安問題や議会運営の透明性に対する懸念が依然として存在することを意味している。
さらに、司法への信頼度が35%にとどまっていることから、司法制度の改善が国民の信頼を得るための重要な課題であると考えられる。

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