
Moody’s、メキシコの投資グレード喪失の可能性は低いと予測
信用格付け機関Moody’sのメキシコ担当アナリスト、Renzo Merinoは、現時点でメキシコが投資グレードを失う可能性は低いと述べた。彼は、2024年末にメキシコの格付けが再評価される予定で、Claudia Sheinbaum次期政権の政策動向や2025年の予算が分析対象になるとした。Merino氏によれば、格付けが急激に変わるのは、パンデミックのような信用に大きな影響を与える事態が発生した場合のみである。現在のメキシコの格付けは「Baa2」で、安定した見通しを維持している。
ペメックス(Pemex)の財政懸念
Carlos Díaz de la Garza(Moody’sメキシコ代表取締役)は、メキシコの公的財政の悪化、とりわけPetróleos Mexicanos (Pemex)(メキシコ国営石油会社)の財政状態を懸念している。Pemexは世界で最も債務を抱える石油会社であり、次期政権にとって解決が求められる重要な課題だと指摘されている。
nearshoringと財政の今後
Merino氏は、メキシコがアメリカの生産拠点を自国に引き寄せるnearshoringの可能性を評価する一方で、財政赤字の拡大も指摘した。Moody’sはメキシコの財政赤字がGDPの4.5%に達すると予測しており、政府がどのような財政統合戦略を取るかが重要な焦点となっている。

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