2019年の春、メキシコ政府はアンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領の下で、Paquete Contra la Inflación y la Carestía(Pacic)を発表した。これは、国内のインフレ率を抑えるための新たな取り組みとして導入されたものである。
しかし、16ヵ月後の現在、Grupo Consultor de Mercados Agrícolas(GCMA)の調査によると、この策は効果を発揮していないことが明らかになった。特に、フルーツや野菜のカテゴリでの価格上昇が顕著であった。Pacicプログラムに含まれる24の商品の平均価格は、9.1%上昇した。これは、2022年5月4日のプログラム開始時の平均986ペソから、2023年9月15日の約1,076ペソに上昇したことを示している。
この上昇の中で特に注目すべきは、トマト、ポテト、オレンジである。これらの商品は、前述の期間中に価格が51%から97%まで上昇した。
一方で、Pacicに含まれる24の商品の中で、価格が下落したものもある。特に、レモンの価格は36.4%下落し、平均でキロ当たり86.9ペソから55.28ペソになった。次いで、玉ねぎが10.8%の価格下落を記録し、現在はキロ当たり約30ペソとなっている。
しかし、Pacicの目的は、インフレの上昇を抑制することであった。ロペス・オブラドール大統領は、このプログラムをインフレの上昇を抑えるための主要な取り組みとして位置付けていた。しかしこの取り組みは、所望の効果を発揮することができなかった。
今後、政府はどのような対策を取るのか、その動きに注目が集まることとなる。


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