
Index ➖
メキシコペソ急落—対ドル20.4687ペソ、Trumpの関税発表が影響
2025年2月27日、メキシコペソは対ドルで急落し、1ドル=20.4687ペソ となった。これは、前日比0.21%(4.19センターボ) の下落であり、アメリカのドナルド・トランプ大統領の関税発表と米国経済指標の影響を受けたものと見られる。
メキシコペソの下落—Trumpの関税発表と米経済指標の影響
メキシコ銀行(Banco de México, Banxico)のデータによると、2025年2月27日の為替レートは1ドル=20.4687ペソで、前日比0.21%の下落となった。Citibanamexの発表では、銀行の窓口でのドル販売価格は1ドル=20.97ペソに達した。
メキシコペソの下落の要因には、ドナルド・トランプ大統領がメキシコとカナダの輸入品に対し25%の関税を3月4日から適用すると発表したことがある。さらに、中国に対する関税の引き上げも予定されているため、市場の不安定さが増している。
Monexの経済・為替分析部門ディレクターであるJanneth Quiroz氏は、「為替レートは米国の経済指標の結果を受けたドル高の影響を反映したが、Trump大統領の関税発表がペソの下落を加速させた」と分析した。
米ドル指数(DXY)の上昇と他の新興国通貨の動き
メキシコペソの下落は、米ドルの強化による影響も受けている。
- 米ドル指数(DXY):0.69%上昇し、107.24ポイントに到達。
- Bloombergドル指数:0.60%上昇し、1,294.14ポイントに。
これらの指数は、米国経済の回復基調やインフレ抑制に向けた金融政策の影響を示しており、ドル高が進行した結果、新興国通貨に売り圧力がかかった。
メキシコペソ以外にも、以下の新興国通貨が下落した。
通貨 下落率
ポーランドズロチ(PLN)-1.38%
チリペソ(CLP)-1.19%
ハンガリーフォリント(HUF)-1.10%
ロシアルーブル(RUB)-1.00%
チェココルナ(CZK)-0.96%
韓国ウォン(KRW)-0.92%
ブルガリアレフ(BGN)-0.76%
ルーマニアレイ(RON)-0.75%
コロンビアペソ(COP)-0.67%
このように、新興国通貨全体がドル高とトランプ政権の関税発表の影響を受けた形となっている。
債券市場の動向—メキシコと米国の長期金利
債券市場でも、トランプ政権の関税発表と米国経済指標の影響が見られる。
- メキシコの10年物国債(Mbono 10年):9.88%の利回り。
- 米国の10年物国債:4.29%の利回り。
メキシコの長期金利は高止まりしており、投資家がリスク回避のために米ドル資産へシフトしていることが示唆される。
今後の見通し—ペソの動向と市場の焦点
メキシコペソの今後の動向は、以下の要因に左右される。
- トランプ政権の関税政策の最終決定
- 3月4日に関税が発動されるのか、あるいは変更・延期されるのか。
- 米国経済指標の発表
- 直近の雇用統計やインフレ率のデータが米ドルの動きに影響を与える。
- メキシコ政府の対応
- Claudia Sheinbaum大統領が米国との外交交渉を進めることで、市場の安心感を得られるか。
現時点では、メキシコペソは不安定な動きを続けると予想され、短期的なボラティリティの上昇に注意が必要である。

会員でない方は会員登録してください。



Comments