
メキシコのQuerétaro州において、Canadian Pacific Kansas City(CPKC)が新たに計画している列車が、毎日およそ2,000人の乗客を輸送する予定であると発表した。この見積もりは、政府が2013年に予測した27,000人という数値を大幅に下回っており、専門家の間で懸念が広がっている。
CPKCが提出した報告書によれば、列車の運行には複数の課題があるとされ、その中でも特に運行の安定性やインフラの維持管理が問題視されている。元鉄道規制局(Agencia Reguladora de Transporte Ferroviario, ARTF)のディレクターであるAbelardo Rodríguez Pretein氏は、過去30年にわたり、メキシコとQuerétaroを結ぶ鉄道プロジェクトは技術的問題や政治的圧力により失敗してきたと指摘した。
さらに、Rodríguez氏は、貨物列車と乗客列車の並行運行におけるリスク管理が十分でないことを強調し、特にCPKCが提案する2,000人の輸送規模ではプロジェクトの実現性に疑問が残るとしている。また、運行の安全性を確保するためには、鉄道インフラの品質改善が不可欠であり、現状のインフラでは列車の速度や運行スケジュールに影響が出る可能性があると述べている。
この新たな鉄道プロジェクトは、過去の試みと同様に、技術的な困難や政治的な影響を受ける可能性が高く、政府と民間企業が協力して解決策を模索することが求められる。

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