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Rancho Izaguirreでの発見受け、Sheinbaum大統領が失踪者問題の徹底調査を表明
Claudia Sheinbaum大統領は2024年3月22日、Jalisco州Teuchitlán市にあるRancho Izaguirreでのfosas clandestinas(非公式の埋葬地)とhornos de cremación(焼却炉)の発見を受け、「事件の全容を徹底的に調査する必要がある」と発言した。この発言は、Fiscalía General de la República(FGR/連邦検察庁)が同地を開放した翌日に行われた。
事件現場からは400足の靴、失踪者問題の象徴に
FGRは、家族によるcolectivos de búsqueda(捜索者グループ)が発見したRancho Izaguirreの調査結果を発表し、400足以上の靴と焼却跡のある遺構が確認されたことを明らかにした。これは、Registro Nacional de Personas Desaparecidas y No Localizadas(RNPDNO/全国行方不明者登録)による12万人超の未解決失踪案件の一部に関与する可能性があるとされる。
Sheinbaum大統領は、FGRのAlejandro Gertz Manero長官が現場を公開したことを評価し、「誰もが自身の目で確認し、自分自身の結論を持つべきだ」と述べた。
Sheinbaum氏、失踪者問題を2つの観点で整理
大統領は会見の中で、問題を以下の2つに分類して考えるべきだと述べた。
- 1. Desapariciones actuales(現在の失踪):これは主にdelincuencia organizada(組織犯罪)に起因しているとされるケースで、予防・抑止・捜査が必要。
- 2. Cifras históricas(歴史的な数値):具体的な発生年を確認し、制度的に整理する必要があるとした。
Sheinbaum氏はまた、「かつてはdesaparición forzada por parte del Estado(国家による強制失踪)が行われていた時代があり、これは現在とは異なる文脈である」と明言し、現政権下ではそのような国家犯罪が行われていないことを強調した。
報道の姿勢に言及、「情報なく拡散した」報道を非難
Sheinbaum氏は、この事件の報道に対し、「一部のメディアが裏付けのないままcampo de exterminio(絶滅収容所)という表現を用いた」とし、報道機関に対する不信感を示した。
特に、一部の記者やジャーナリストが現地に足を運ばず、憶測に基づいて情報を拡散したと指摘し、「現場を見た記者自身が事実を語るべきだ」との立場を明確にした。今後、政権としてそうした報道の動きについての情報公開も行う意向を示している。
捜索団体による発見が政府対応を後押し、遺族支援も重要に
今回のRancho Izaguirreの発見は、国家や地方の捜査機関によるものではなく、familias buscadoras(家族による捜索者団体)の活動によって明らかになったものである。これにより、改めてメキシコ国内の失踪者支援と捜索体制の見直しが求められている。
大統領はまた、制度上の対応として、法改正や家族への支援を含めた措置を講じると発表した。これは今後のpolítica de derechos humanos(人権政策)において重要な転換点となる可能性がある。

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