
トランプ政権、メキシコ・カナダ向け関税の減免を検討
2025年3月5日、米国のHoward Lutnick商務長官は、トランプ政権がメキシコとカナダへの関税を緩和する可能性があると述べた。現在、両国には25%の関税が適用されているが、エネルギー関連製品のみ10%にとどまっている。関税緩和の決定は、両国が米国への違法薬物流入対策を強化することにかかっているという。
Lutnick長官によれば、「メキシコとカナダの政府関係者は、関税緩和を求めてトランプ政権と協議を続けている」という。特に、米国が問題視するフェンタニルの密輸対策が交渉の焦点となっている。
メキシコとカナダ、関税撤廃の交渉を加速
トランプ政権は3月4日、メキシコとカナダの輸入品に25%の関税を正式に発動した。ただし、石油や天然ガスなどのエネルギー製品については10%の関税にとどめられた。
米国政府が関税を緩和する可能性が出てきた背景には、メキシコとカナダ両国の強い要望がある。両国は、特にフェンタニルの流入抑制に向けた新たな措置を導入することで、関税撤廃を求めている。
Lutnick長官は、トランプ大統領が「一定の対応が見られれば、関税を緩和する可能性がある」としており、3月6日にも正式な発表があると示唆した。
トランプ政権、中国には追加関税を継続
トランプ政権はメキシコとカナダに対して関税緩和を検討する一方、中国への関税措置は強化する方針を示している。
3月4日から、中国製品に対する関税を10%追加し、累計20%に引き上げた。トランプ大統領は、「中国は依然としてフェンタニル生産を政府主導で支援している」と指摘し、関税を通じて圧力をかける姿勢を明確にした。
米国政府関係者によれば、中国との貿易協議は進展が見られず、関税撤廃の可能性は低いという。
日本企業への影響と今後の対応
メキシコには多くの日本企業が進出しており、特に自動車産業や製造業が中心となっている。トランプ政権の関税措置が変更されれば、これらの企業の経済的影響も大きく変わる可能性がある。
関税緩和が実現すれば、日本企業にとって輸出コストの低減が期待される。しかし、完全な撤廃ではなく段階的な引き下げとなる可能性もあり、引き続き交渉の行方を見極める必要がある。
メキシコ政府の動きや、米国との交渉の進展を注視しながら、各企業はリスク管理を徹底しなければならない。

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